今回は2018年ドラフトの注目選手の健大高崎・山下航汰選手の気になるドラフト進路や各球団の評価をまとめていきます。
足を使った機動破壊の野球で全国的にも知名度を上げてきた健大高崎。
山下選手は1年夏から4番ファーストとしてチームの得点パターンをより強力なものにしてきました。
そんな山下選手のドラフト指名はあるのか?
打撃面や守備面についても考察しながら、プロ野球各球団の評価を検証します!
山下航汰の打撃と守備を考察
盗塁や走塁といった機動力を駆使した野球が持ち味の健大高崎。
その中で山下選手は持ち前の長打力で存在感を発揮してきました。
一躍有名となったのは1大会2本の満塁ホームランを放った2年春の選抜です。
そんな山下航汰の打撃と守備を考察してみたいと思います。
まずは打撃ですが、高校通算70本塁打を放っています。
やはり清宮の111本の印象が強く、70本がすごく見えないかもしれないですが、同じく左のスラッガーで日本の4番の筒香嘉智選手は69本ですから。
また2年夏の県大会では元阪神・狩野恵輔の記録大会4本塁打を17年ぶりに更新する5本塁打を放ちました。
まさに怪物級のスラッガーの山下選手。
もちろん健大高崎ということで走塁も魅力的ですし、3年春からは超攻撃的1番としてチームを牽引しています。
一方守備ではレフトかファーストの守備につくことが多いです。
サードも守れますから、まさに当時の筒香選手を彷彿とさせるような存在です。
グラブ捌きが柔らかい印象で、ファーストを守っているときは難しい送球も難なく捕球します。
きっと非常に器用な選手なのでしょう。
山下選手の最後の夏、どこまで成長するか楽しみですね。
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ドラフト進路先は?各球団の評価をチェック
高校通算70本塁打のスラッガー、健大高崎の山下航汰選手。
続いてはドラフト進路先や各球団の評価をチェックしておきましょう。
1年夏から強力打線の4番を任されている山下選手、大阪出身のいわば野球留学生ですが、やんちゃな見た目とは裏腹に努力家の選手で174センチと大きくないものの、より遠くへ飛ばすために練習を重ねました。
そんな山下選手のドラフト進路として予想されるのが阪神と巨人の2球団が可能性に高いです。
阪神
まずは阪神ですが、大阪出身の山下選手は阪神ファン。
しかし、阪神のドラフトは当然大阪桐蔭の根尾昴や藤原恭大が大本命。
山下選手の上位指名は考えられませんが、左の和製大砲は阪神にとって必要な存在でしょう。
クリーンアップを打つ福留孝介、糸井嘉男いずれも峠を越えたベテランで次世代の左のスラッガーを育てていきたいですから。
また、阪神には健大高崎出身の長坂拳弥捕手もいますし、打撃だけでなく走塁でも存在感を発揮できるのではないでしょうか。
目が離せない存在だと思います。
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巨人
続いては巨人。
1年夏からレギュラーの山下選手を巨人スカウトは視察していました。
2年夏の大会を視察した岡崎スカウト部長は「2年生なのに、この打線で4番を打てるのはすこい」と打力を評価しています。
このときは去年ドラフト8位で巨人に入団した山下選手の先輩、湯浅大内野手を見にきていたのでしょうが、彼の打撃には目を光らせるものがあったでしょう。
巨人は今、和製大砲の岡本和真が急成長。
21歳で強力打線の4番を任されています。
右の岡本、左の山下。なんてことになったら嬉しいですよねー。
いずれにしても、これからどんどん注目されていくでしょう。
補足ですが、健大高崎関係の選手はここまで4年続けてドラフト指名を受けています。
2014年 脇本直人(ロッテ7位)
2015年 三ツ間卓也(中日育成3位)
2016年 長坂拳弥(阪神7位)
2017年 湯浅大(巨人8位)
果たして山下選手が5人目となれるのでしょうか?
また、通算本塁打はどこまで伸びるのか目が離せませんね。
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まとめ
2018年ドラフトの注目選手、健大高崎・山下航汰のドラフト進路や各球団の評価をまとめてみました。
やはり今年の高校生は豊作で、山下選手のようなスラッガーも埋もれてしまう可能性もあります。
ただ、各球団隠し玉として押さえておきたい存在ではあると思いますし、通算本塁打70本は現役高校生最多とも言われていますから。
最後の夏、どこまで伸びるのか、そしてその後のドラフト進路はどうなるのか。
注目していきましょう!!