井上朋也・花咲徳栄

今回は2017世界少年野球大会の優勝メンバーで、昨夏の甲子園を制した花咲徳栄高校に入学した井上朋也選手を紹介します。

入学して間もない春季大会で早くもレギュラーの座をつかみ、豪快なバッティングで注目を集めているスーパールーキーを皆さんはご存知でしょうか。

そんな井上選手の出身中学や家族構成に迫っていきたいと思います。

また、注目されている打撃や守備の評価についてもチェックしていきます。

どうぞ最後までご覧ください!

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井上朋也はスーパー1年生!打撃と守備の評価は?

身長180cm、体重80kgという堂々たる体格で、いかにもパワーがありそうな雰囲気を感じさせる井上選手の打撃と守備についてチェックしていきます!

打撃面は中学通算24本塁打を放った結果をそのままに、花咲徳栄高校に入ってからも惜しみなくその能力を発揮しています。

バッティングフォームは、スクエアスタンスでバットを後頭部周辺にやや寝かせて持つスタイル。プロ野球選手で言うと、現千葉ロッテの井口監督の現役時に近いイメージでしょうか。

体格とのバランスを考えると、いかにも長打や早い打球を打ちますよ、というように見え、こんなバッターが強打の花咲徳栄高校の7番にいるとなると対戦するピッチャーとしてはひとたまりもないんじゃないですかね。

そして冒頭にも書いた通り、1年生にして強豪花咲徳栄高校の7番ライトの座をつかみ取り、春季埼玉県大会で2ホーマー、関東大会でも千葉の専大松戸高校戦でライトスタンドに叩き込みました。また春季大会を通して合計10打点以上を叩き出す勝負強さからも目を離すことができません。

さらに2018年のドラフト候補と言われている野村佑希選手というお手本が同じチームにいるのも心強いですね。

「野村さんのように、ホームランも打てて、率も高いバッターになりたいです」

と言うものの、高校通算ホームランの目標を聞かれると、「まずは野村さんを抜いて、そこからどんどん打って80本くらいを目指したいです」と即答するあたり、高校1年生とは思えないしたたかな面もあります。

守備面は、中学時代はセンター、花咲徳栄高校に入ってからはライトを主に守っていますが、今のところあまり情報を得ることができませんでした。しかし良くない反応もありませんので無難にこなしているものと考えられます。

プロ注目のスラッガーの成長から、とにかく目が離せません! 夏の大会が本当に楽しみですね。

出身中学はどこ?家族構成もチェック

続いて井上朋也選手の出身中学について見てみましょう。

井上選手は大阪の四条畷市出身。

出身中学四条畷中学を卒業されています。

四条畷中学では生駒ボーイズに所属し、4番センターで活躍しました。そして2017年の夏には世界少年野球大会に日本代表として出場しレギュラーを務め、世界一に貢献しました。

同期には、大阪桐蔭に入学した最速137km右腕である仲三河優太選手、智弁和歌山に入学し2018年春季大会で早くもベンチ入りを果たしたスピードスター細川凌平選手など、注目選手も少なくなく、今年の甲子園で対戦することがあるかもしれませんね!

そして井上選手の家族構成についても調べてみましたが、情報を見つけることはできませんでした。

まだ高校に入学をしてから日が浅いということもありますしね。これから井上選手が活躍していけば、ご家族へのインタビューも増えていくでしょうから、家族構成も次第に分かってくるかもしれません。

逆に言えば、周辺の情報が明るみになるということは、それは井上選手が活躍、注目されている証でもあります。それまでしばらく待ちましょうか。

2020年ドラフトで競合する?

計り知れない能力を持つ井上選手。

高校1年の段階からここまで注目を集めている選手なので間違いなくドラフトでは競合されるのが予想されます。

少し先の話にはなりますが、オリンピックイヤーである2020年のドラフトで何チームからの指名を受けるのでしょうか。

右打者、スラッガー、外野手という点をポイントとして予想してみたいと思います。

  • ソフトバンク

まずはソフトバンク。

近い将来考えないといけないのは、ベテランの域に入ってきた内川選手の後任ではないでしょうか。

ホームラン、打率も残せ、かつ勝負強さを併せ持つバッターはそういませんが、高校1年生で既にその能力を発揮している井上選手が成長すれば、やはり期待せずにはいられません。

ソフトバンクの外野手は中村晃選手、柳田選手、上林選手と固定されていますが、井上選手または中村晃選手がファーストにコンバートできれば守備としては問題ないのではないでしょうか。

また右打者でホームランを量産できるのはデスパイネ選手、松田選手がいますが、松田選手も内川選手と年齢がひとつしか変わりませんので、必然的に右打者の補強が必要になってくるはずです。

好きな打者のひとりに柳田選手を挙げる井上選手。同じチームで活躍できる日があるかもしれませんね。

  • ロッテ

次に千葉ロッテ。

とにもかくにも打線の強化が課題の現状。2017シーズンは打率3割、ホームラン20本に満たなかった打線ですが、2018シーズンでは荻野選手、中村選手の活躍で打率こそ少々改善されてはいるもののホームラン数は飛び抜けて少ない状況です。

今の状況を脱却する起爆剤として若手有望株は最適な存在。外野手は荻野選手、清田選手、角中選手、岡田選手と千葉ロッテの中心選手がズラッと並んではいますが、レフト、センター、ライトが同じ選手で固定される時期が少ないので、十分に食い込めるチャンスはあると思います。

井上選手の守備能力が未知数ではありますがDHという選択肢もあるので、幅広く活躍できるのではないでしょうか。

  • 阪神

続いて阪神。

阪神も千葉ロッテほど緊急ではないものの、将来的に打線の強化が必要とされています。

福留選手、糸井選手、鳥谷選手といったベテラン勢を中心に成長株の中谷選手が軸になりますが、ベテラン勢の穴を埋められるスラッガーが中谷選手以外弱いのは否めません。

福留選手、糸井選手が外野手ということを考えると、井上選手が活躍できない理由が見当たりませんよね。
若手成長株の多い阪神。井上選手という起爆剤が加入することによって、勢いのある阪神が戻ってくるのではないでしょうか。

広島やソフトバンクなど、右と左の長距離砲がスタメンで固定されているチームは投打の噛み合わせが良く、ペナントレースでも上位で勝負している傾向にあります。

打線強化が必要なチームを中心に、井上選手が高校からプロ野球を目指すようであれば、2020年のドラフトで競合必至と言えるのではないでしょうか。

まとめ

ここまで2020年ドラフトで注目されるであろう花咲徳栄の井上朋也選手について取り上げてみました。

中学時代に活躍した生駒ボーイズの石田監督と花咲徳栄の岩井監督は東北福祉大学の先輩・後輩で、岩井監督が埼玉から大阪まで何度も通ってくれたほど。

「こんな先生はいないぞ」と石田監督に言われて花咲徳栄高校への入学を決めた相思相愛の関係。

夏連覇を目指す花咲徳栄高校のスーパールーキー! 

これからどんな暴れ方をしてくれるのか目を離すことができませんね!