山田健太・大阪桐蔭

今回は大阪桐蔭高校の大型セカンド、山田健太選手を紹介します!

ドラフト候補が何人もいる大阪桐蔭高校でも特に根尾選手、藤原選手、中川選手、柿木投手などが目立っていますが、勝負強い打撃センスが光る山田選手も2018年のドラフトで注目されることは間違いないでしょう。

そんな山田選手のドラフト指名する球団や各球団の評価についてチェックしていきます。

ぜひご覧ください!

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山田健太の打撃と守備を分析

身長183cm/体重83kgと立派な体格と、遠投100mという強肩を持つ大阪桐蔭高校の山田選手の打撃と守備について見ていきます。

まずは打撃面について、いたってシンプルなスクエアスタンスで構えるものの、その姿は逆にスキの無い構えにも見えます。
1年生の秋の大会からサードでレギュラーの座をつかみ4番を任されたものの成績が振るわずにスタメン落ち。

しかし、翌2年生の春センバツでは5番、6番を打ち21打数12安打8打点、1回戦の宇部鴻城高校戦ではレフトスタンドへ2ランホームランも放ち、5試合全てに出場したメンバーの中では抜群の打率.571をマークし大暴れしました。

2年生の6月に左手首を痛めてから調子を崩してしまい悔しい思いをしましたが、3年生の春センバツでは6番、7番を打ち19打数7安打、打率.368と改めて能力のあるところを見せてくれました。

準決勝の三重高校戦でのレフトスタンドに叩き込んだ追撃の一発は、山田選手のパワーの証と言っていいと思います。

右打者で思い切りのいいバッティングが持ち味の山田選手。パワーがあり長打力も魅力ですが、少々強引に引っ張りにかかる点が課題でしょうか。

そして守備面は、打球への反応が早く守備範囲が広い点が魅力です。

入学時からサードを守っていましたが、2年生の秋からセカンドへコンバート。セカンドの経験が浅いながらも一二塁間、二遊間の深いあたりにも追い付くことができ、非常に柔らかい送球をします。

大阪桐蔭高校の守備といえば、ショートの根尾選手やセンターの藤原選手に目がいきがちですが、山田選手の堅実なプレーも見逃せません。

プロ野球でイメージをするならば、中日の高橋選手のようなイメージでしょうか。
シャープなバッティングとパワーを兼ね備える若武者的存在。山田選手も高橋選手も、まだまだ伸びしろがありそうで、その活躍が楽しみです!

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山田健太をドラフト指名する球団は?各球団の評価をチェック

王者大阪桐蔭高校のメンバーでもトップクラスの飛距離をもつ山田選手の、ドラフトの進路や各球団の評価について見ていくことにしましょう。

打っては長打力があり、守っては強肩を持つ内野手はどこのチームでも欲しい存在ですよね。

そんな山田選手のことを注目する球団をピックアップしていきたいと思います。

巨人

はじめに巨人です。

2018シーズンの内野陣は故障者が出ながらも、主にファーストが岡本選手と阿部選手、セカンドが吉川尚輝選手と田中俊太選手、サードがマギー選手、ショートが坂本選手とメンバーが固定されました。

特に岡本選手はチームの4番に座り、また現在は故障者リスト入りしてしまった吉川尚輝選手がセカンドのスタメンの座を勝ち取るという、若手の躍進が目覚ましいシーズンになっています。

しかし喜んでばかりもいられません。阿部選手は2019シーズンに入る前に40歳を迎え、マギー選手がもう少しで36歳、坂本選手が30歳に突入していくことを考えますと、今からでも若手の後継者を育成をしていかなければ、再びベテランの力に頼ることになりかねません。

本音を言えば阿部選手のような左のスラッガーが欲しいところではありますが、山田選手のようにパワーを兼ね備える勝負強いバッターも巨人には必要な選手ですね。

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ヤクルト

 
次にヤクルトです。

大阪桐蔭高校の山田選手が守っているセカンドには、2015シーズンにセ・リーグで史上最年少、2016シーズンに日本プロ野球史上初めて2年連続トリプル3を達成した山田哲人選手が君臨。

しかしそれ以外の内野のポジションはなかなか固定できずにいる現状です。

西浦選手、廣岡選手、宮本選手、奥村選手らの出場機会が増えてきてはいますが、現状では正直ワンパンチ足りない印象です。

山田哲人選手、バレンティン選手の右のスラッガー2人に、バッティングセンスのある川端選手、坂口選手の左バッターがいて、さらに山田選手のような勝負強さにパワーを兼ね備えている若手選手が加われば打線にリズムが出てくるのではないでしょうか。

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ソフトバンク

 
そしてソフトバンク。

2017シーズンまでの巨人同様、セカンドが固定できていないソフトバンク。

牧原選手、川島選手、本多選手の3人が競っている現状で、セカンドが固定されるようであれば、更なる戦力強化が見込まれます。

またサードの松田選手は、2018シーズンで35歳を迎えベテランの域に入ってきており、今後の後継者を育てていく必要もあります。

2014シーズンにはチーム打率.280、2017シーズンにはチーム本塁打164本、2018シーズンも現状でチーム本塁打が160本を超えている衰えを知らないソフトバンクの強力打線。

この強力打線を維持させていくには、特に内野陣の若手のパワーヒッターが必要です。

まさに山田選手のように思い切りのよいスイングができるタイプは柳田選手、松田選手に通ずるものがあり、先輩の背中を見ていきながら成長をすれば自ずと活躍が見込めそうですよね。

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まとめ

ここまで2018年ドラフトで注目を浴びると思われる、山田選手のドラフト進路や各球団の評価、チェックについてまとめてみました。

大阪桐蔭高校のスーパースター集団の中では少しだけ陰に隠れる存在の山田選手。

しかし前述のとおり1年生の秋には4番に抜擢されたほどの実力の持ち主で、さらにルックスの良さからメンバー一のイケメンでモテると言われています。

しかし自身の力におごることなく冷静に自分を分析し、今自分が何をするべきか考えることができる面も持っています。

バッティングではいかにボールに力を伝えられるかを考えてイメージを描く、また守備面では高校で初めて守るセカンドは脚力が重要とし一歩目の動きを大切にしています。

と分析する山田選手の今後の成長とドラフトの進路から目が離すことができませんね!