春の選抜2019・21世紀枠候補

春の選抜2019の21世紀枠候補!

2019年の春の選抜高校野球への出場が期待される21世紀枠候補校について、各地区の戦績や注目選手を取り上げていきます。

21世紀枠として2019春の選抜甲子園大会に出場出来るのは各地区の9チームの中から3チームだけです。

果たして、選ばれるのはどのチームなのでしょうか?

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北海道釧路湖陵(北海道)

2018年秋の北海道大会で4強に進出した釧路湖陵高校。

創立100年以上の歴史を持つ公立の伝統校ですが、春夏通じて甲子園出場はありません。

2018年のチームは投打にバランスの取れたチーム。
準決勝の稚内大谷戦では10-0のコールドで下し、61年ぶりの4強進出を果たしました。

打線は13安打と好調。投げてはエースの鹿野陵平投手が6回無失点と寄せ付けませんでした。

注目は小学校時代からバッテリーを組んでいた左腕エースの鹿野投手とキャプテンの斎藤叡佑捕手です。

斎藤選手は中学時代にKボールの釧路選抜メンバーとして全国制覇も経験するなど経験豊富で、秋の大会では選手宣誓をするなどキャプテンシー溢れる選手です。

また、トップバッターとしても打線に繋がりを生む重要な存在で、選抜大会でも注目されるでしょう!

宮城県古川高校(東北)

東北ブロックも100年以上の歴史を持つ、宮城の古川高校。

進学校でもあり、文武両道をモットーとしていますが春夏甲子園出場はありません。

2018年秋の宮城県大会で準優勝。

57年ぶり出場の東北大会でも2勝を挙げベスト4に進出しました。

注目は県大会から東北大会までほぼ1人で投げぬいたエースの千坂優斗投手。

東北大会では2戦連続の完投。

球速は130キロ台ながらコーナーを突く精度の高いコントロールと変化球でクレバーに打ち取る投球が光ります。

学力も上位に位置していて、まさに文武両道を体現する頭脳派右腕が旋風を巻き起こすのでは?

茨城県立石岡第一高校(関東・東京)

関東・東京エリアからも伝統校の茨城・石岡一高。

秋の関東大会出場は逃したものの、茨城県大会4強と躍進しました。

注目はその内容。
3回戦では明秀日立、準々決勝では土浦日大と春夏甲子園出場校を立て続けに破りました。
公立の農業高校として、初の甲子園出場を狙います。

チームを引っ張るのがエースの岩本大地投手。

最速147キロを誇るプロ注目の右腕です。

球威ある直球と鋭く曲がる変化球のコンビネーションで三振を奪う本格派で、吉田輝星投手を彷彿とさせるような投球が目を引きます。

金農フィーバーから半年、農業高校が再び大舞台で躍進するのか?

福井県立金津高校(北信越)

北信越エリアからは2年連続で福井の金津高校が選ばれました。

2018年の秋季大会では甲子園の常連校、敦賀気比を破るなど公立校ながら着実に力をつけています。

特徴としては粘りの野球。少ない部員数で全員野球が光ります。

技巧派右腕のエース石丸結大投手を軸に、
手堅い野球で勝利を呼び込みます。

抜きん出た才能を持った選手はいないものの、ここ1番の集中力で大量得点に繋がるか!?

21世紀枠として出場が叶わなかった前年の悔しさをバネに初の大舞台を誓います。

静岡市立清水桜が丘(東海)

東海エリアからは静岡の静岡市立清水桜が丘高校が選出されました。

清水桜が丘は2013年に清水商業と庵原高校が併合して誕生しました。

清水商業といえばサッカーで有名で多くのJリーガーを輩出してきましたが、元阪神の加藤康介投手などプロ野球選手も誕生しています。

しかし、やはりサッカーの方が印象的な高校ですから、野球部は限られたスペースでの練習となります。

そんな中、2018年秋の静岡県大会では準優勝し、東海大会初出場を果たしました。

チームの中心を引っ張るのはエースの敦賀渉投手。

180センチの高身長で細身ながらトルネード気味のフォームから最速135キロを投げ込みます。

しかし、東海大会では勝利を目前に制球が乱れるなど悔しい想いをしました。

清水商業時代の1986年の夏以来の甲子園に期待が高まります。

大阪府立八尾高校(近畿)

近畿エリアからは進学校で古豪の大阪府立八尾高校が選出。

大阪府からの21世紀枠候補選出は初めてです。

進学校とあって、練習場所や時間も限られている中、秋の大阪府大会では16強進出しました。

目立った成績を残しているわけではないため、選手に関する情報は少ないですが、中堅手の山下選手は俊足強打の外野手としてチームに勢いをもたらすとのこと。

春6回、夏4回の甲子園出場実績があり、21世紀枠での出場が決まれば60年ぶりの聖地となります。

島根県立平田高校(中国)

中国エリアからは島根県の平田高校が選出されました。

平田高校は100年以上の歴史を持つ高校ですが、甲子園出場はありません。

選手は野球部の活動以外にも生徒会役員などで活躍の場を広げていて、練習も限られた場所と時間で工夫しています。

そんなチームですが、2018年春の島根県大会でベスト4に進むと、秋の大会では準優勝し中国大会へ駒を進めました。

チームの特徴としては積極的な守備。

秋の県大会では乱打戦となった決勝以外の4試合はすべて2失点以内と守りが光りました。
大胆なシフトを敷いたり、暗号で味方野手にも球種を伝えるなど頭を使ったプレーが光ります。

初の甲子園出場なるのか?注目ですね。

徳島県立富岡西高校(四国)

四国ブロックは徳島の伝統校、富岡西高校が推薦。

創立120年を越える進学校はこれまで甲子園出場はありませんが、2018秋の徳島県大会で3位となると四国大会でも4強に進出しました。

注目選手は四国選抜としてオーストラリア遠征メンバー入りもした浮橋幸太選手。

エースナンバーを背負い徳島大会から1人で投げぬいた最速140キロ右腕ですが、打っても4番打者として豪快な本塁打を放つなど投打の中心選手です。

中学時代には全国4強と大舞台を経験している二刀流右腕が甲子園での活躍を狙います!

熊本県立熊本西高校(九州)

九州地区からは熊本西が選出されました。

2018年秋の熊本大会は準優勝、九州大会で8強入りしました。

注目はエースの霜上幸太郎投手。

初出場となった九州大会では佐賀県王者の佐賀学園を退け見事初勝利を飾りましたが、霜上投手は程よく荒れた投球で散発5安打2失点に封じ込めました。

また打っても中軸3番打者として口火を切ります。

悲しいことに、練習中に頭部にボールが当たった部員が無くなるという不慮の事故がありましたが、逆境をはねのけ、1985年夏以来の甲子園、初のセンバツ出場を狙います。

春の選抜2019の21世紀枠候補のまとめ

というわけで、春の選抜2019の21世紀枠候補校を紹介しました。

9地区すべてから公立高校が選ばれ、どのチームも文武両道のような特色がありますよね。

また、甲子園出場経験があるチームや創立100年以上の歴史で一度も出場したことがないチームもありますから、21世紀枠に選ばれる3チームがどこになるのかも注目していきたいですね!