高校野球2019の注目選手。
今回は岡山の創志学園のエース西純矢投手について取り上げていきます。
西投手といえば、気迫あふれる投球が魅力の150キロ右腕で、2年夏でエースとして出場した甲子園では
1回戦の創成館(長崎)から14個の三振を奪い、渾身のガッツポーズを披露しましたね。
しかし、2回戦ではそのガッツポーズや雄叫びを球審から注意され話題となりました。
「必要以上のガッツポーズをしないように」との注意でしたが、緊迫した場面での雄叫びや両腕を大きく広げる姿は多くの野球ファンから注目されましたね。
そんな西純矢投手はドラフト上位指名も期待できる投手。
噂となっているカープファンのこと、ドラフトの各球団の評価をチェック。
また、阪神の西勇輝投手との親戚関係や気になる家族構成、出身中学や球種、球速などをまとめていきます。
目次
西純矢はカープファン!ドラフトの各球団の評価は?
そんな西純矢投手ファンを公言しています。
出身は地元広島県廿日市市で幼い頃からカープの試合を見ていたそうで、特に、元広島のエースで、メジャーで活躍する前田健太投手に憧れていて、チームメイトが言うには選手寮のパソコンを使って前田投手と自身の投球の動画を重ね合わせながら、フォームをチェックしている程なんだとか。
「いつかカープでプレーしたい」という気持ちが原動力となっているはずですし、ここまで成長したからにはカープ入団を実現させたいですね!
それでは、そんな広島カープを始めとするプロ野球チームのスカウト陣はどのように評価しているのでしょうか?
広島
セ・リーグ3連覇と、すっかり常勝軍団に定着した赤ヘル軍団の広島。
苑田スカウトは
「速さ、キレ、コントロール、力強さ、度胸。何を取っても素晴らしい。センスも感じる」
と素材に惚れ込んでいて、2年夏時点で「来年のドラフト1位」と早くも指名を予感させましたね。
本人にとっても最も行きたい球団でしょうし、相思相愛かと思われます。
高卒からのドラフトであれば単独指名できる可能性もありますが、夏の甲子園までの活躍次第では競合も十分に考えられますね。
⇒広島カープドラフト指名予想2019【上位候補選手の評価まとめ】
ロッテ
先発投手がピリッとしないロッテも西投手の存在を気にかけています。
黒木スカウトは
「体の強さ、150キロのストレート、狙って空振りが取れるスライダーが最大の魅力。今の力がMAXではなく、成長の幅もある。上位候補に入ってくる」
と高い評価。
永野スカウトも2年夏時点で
「腕の振りがいい。だから打者はスライダーを振ってしまう。球も強い。来年の上位候補になる」
と興味を示していましたね。
ただ、ロッテは西投手よりも星稜の奥川恭伸投手をマークしているという噂もあります。
阪神
のちほど「こちら 」でも解説しますが、遠い親戚となる西勇輝投手が加入した阪神も、西純矢投手の存在は気になるでしょう。
山本スカウトは
「魅力は直球。力があってドーンと来る。順調にいけば上位候補」
とコメントしています。
阪神の先発陣は若手有望株がたくさんいますが、まだ完全に台頭してる投手がいるわけじゃありません。
最後の夏はさらに圧巻の投球を見せて、上位候補から1位候補へと浮上して行きたいですね!
ソフトバンク
2年連続日本一の常勝軍団ソフトバンク。
永井スカウトは
「ハートの強さもプロ向き」
と話しています。
当然、指名候補リストには入っているでしょうが、大船渡の佐々木投手、横浜の及川投手らが一歩リードしていますね。
ただ、マウンド度胸や気迫あふれる投球は他の選手と違って大きな魅力となっているはずです!
楽天
石井GMの就任で、戦力補強を積極的に行うようになった楽天。
長島スカウトは
「腕が振れ、カーブでもスライダーでもストライクが取れる。うちの則本タイプかな」
と完成度の高さを評価していて、当然上位候補とも言えます。
ただ、1位指名有力候補は大船渡の佐々木投手ですから、さらにアピールを重ねていきたいですね。
オリックス
Aクラス浮上のきっかけが欲しいオリックスですが、2019年は西・金子のWエースの流出、中島の退団、小谷野の引退など戦力ダウンしていますね。
上位候補の西投手に対し柳川スカウトは
「きっちりコースに投げ分けることができるし、球に力がある」
と評価しています。
また古屋編成副部長は
「高校生四天王(大船渡・佐々木、横浜・及川、星稜・奥川、創志学園・西)になるのかな」
と名前を挙げていました。
DeNA
若手投手の活躍が著しいDeNAも気迫あふれる投球に惚れ込んでいます。
吉田スカウトは
「仙ちゃん(星野仙一氏)みたいだね。気持ちの強さが見える」
と、かつて巨人キラーとして負けん気強い投球を見せた大投手の姿と重ねていました。
巨人
菅野投手に次ぐ先発の柱を育てていきたい巨人。
岡崎スカウトは
「ボールが指を離れてからミットに入るまでの軌道がいい。それは投げ方がよく、ボールの質もいいから」
と投手としての資質を高評価し、渡辺スカウトも
「ボールがキレている。スライダーも良いところに曲がるしキレもある」
とポテンシャルの高さを感じ取っています。
しかし、ここ数年は大卒の即戦力狙いのドラフトをしていますね。
岡本和真以来の高校生ドラフト1位はあるのでしょうか?
中日
悲願のAクラス復帰が目標の中日。
中田スカウトは2年夏の甲子園を観て
「来年のドラフト1位候補なのは間違いない。特に直すところはない。今年でも1位に入る。このまま体力がレベルアップしていけば、ものすごい投手になる」
と評価。
投球内容についても、アウトローにキレのあるボールを投げ込めると評価しています。
ヤクルト
原樹理投手、寺島成輝投手ら若手の奮起に期待したいヤクルト。
伊東編成部長は
「楽しみな投手。タイプは(元中日の)朝倉(健太)みたいだね」
とコメント。
朝倉投手も高校時代は甲子園で149キロを計測するなど、本格派右腕でしたから、高い評価と見ていいでしょう。
いずれの球団もピックアップしているものの、1位を明言している球団は少なく、大船渡・佐々木投手、星稜・奥川投手、横浜・及川投手らと並んでいるイメージですね。
阪神の西勇輝と親戚関係?父親や家族構成も
そんな西純矢投手は阪神の西勇輝投手と親戚関係にあります。
ただ、西勇輝投手は会った記憶はないと話していて、8人兄弟の祖父母のいずれかと関係があると推測できます。
年末年始などには親戚が多く集まることですしね。
ただ、話題となってからどこかでお会いしているかもしれませんね!
続いて西純矢投手の野球人生に大きく影響を与えた父親についてです。
西投手の父親の雅和さんは西投手が高校1年生の時、45歳の若さで病気で亡くなりました。
西投手の帽子には父の命日や言葉などが書かれていて話題となりましたね。
中学時代から注目され、関東の高校からもスカウトされていた西投手でしたが、父親が入院していたこともあり創志学園へ進学したといいます。
亡くなった時には「野球をやめる」と言う程ショックでしたが、それを乗り越えて甲子園で躍動しましたね。
ガッツポーズは天国の父親にも届いているはずです!
また、他の家族構成としては母親と弟がいます。
弟の西凌矢選手は2018年で中学3年で広島ボーイズでプレーする内野手だそうです。
推薦で兄・純矢投手と同じ創志学園に入学するんでしょうか。
プロを目指していることでしょうから、楽しみですね。
プロ入り後は必ず西勇輝と面会するでしょうから、その2人の関係も注目ですね。
出身中学はどこ?球速と球種についても
西純矢投手は前述のとおり、西投手は広島県廿日市市出身で、小学校2年生の時に軟式野球を始めました。
出身中学は地元の阿品台中学校を卒業されています。
中学時代は野球部に所属せず硬式のヤングひろしまに所属してエースとして活躍しました。
そんな西投手が注目を浴びるきっかけとなったのが中学3年生の時。
野茂英雄氏が率いるNOMOジャパンに選ばれアメリカ遠征を経験しました。
ここでフォークボールを修得したそうで、投手人生を変える大きな出会いだったでしょうね!
中学時代の球速は136キロでしたが、現在は最速150キロまで伸びました。
2019 ドラフト候補
西 純矢(創志学園) pic.twitter.com/koswvCN1Xp— ちなハム (@nhfdraftpro) 2018年10月19日
キレのあるストレートを軸にプロも絶賛するキレのあるスライダーやチェンジアップ、さらには野茂氏直伝のフォークといった球種を操ります。
まだ線が細いですが、これだけの投球を出来る存在ですから今後益々の成長が楽しみですね!
まとめ
というわけで甲子園でのガッツポーズが話題になった創志学園の西純矢投手について取り上げていきました。
カープは地元の選手を獲得する傾向が強いので、十分にカープ入り考えられるでしょう。
そうなれば阪神の西投手との親戚対決も楽しみにになりますね。
心身ともにパワーアップした西投手が3年夏でどこまで評価を上げるのか注目していきたいですね!!