プロ注目の右腕、柳ヶ浦高校の
田中瑛斗投手
田中瑛斗投手といえば、2017年6月18日、神奈川県内で行われた柳ケ浦高校と東海大相模高校との練習試合に、国内外あわせて11球団24人のスカウトが視察にやってきたことで話題になりましたね。
全国でもトップクラスの強豪校である東海大相模相手に4失点したものの、球速は最速146kmを計測し、プロのスカウトを唸らせました。
そんな、注目度、鮮度ともにバツグンの田中投手のドラフト進路、評価や球種、彼女などについて、ぐぐっと迫っていくことにします!
追記:ドラフト3位で日本ハムが獲得
田中瑛斗のドラフト進路は?
田中投手は2年秋の新チームからエースとして、県大会ベスト8に貢献。プロのスカウトからも注目を浴びることになりました。
田中投手本人もプロを目指していると公言しており、ドラフトで指名されるかどうか、気になるところでもあります。
そんな田中投手を、メジャーリーグのアストロズ・大慈弥功環太平洋担当部長は、
「肩幅が広く、ダルビッシュのような雰囲気。追いかけていきたい存在」
と絶賛しています。
メジャーの球団からスカウトが派遣され、あのダルビッシュ投手の名前まで出てくるということは、すでに相当な度合いで注目されている証拠ですよね。
日本の球団からは、現時点では確かな情報はないものの、中日ドラゴンズやヤクルトスワローズなどが田中投手に注目しているようです。
中日の投手陣にかんしては、柳投手、小笠原投手、鈴木投手、大野投手、吉見投手ら先発陣も、又吉投手、田島投手、伊藤投手、福谷投手、三ツ間投手、小川投手、岡田投手ら中継ぎ陣と、将来性を含め充実しています。
難点をいえば、絶対的な抑えがいないぐらいでしょうか。
くわえて、2017年6月25日の時点では2軍ながらも、浅尾投手、金子投手、祖父江投手、阿知羅投手らも好投を続けています。
そう考えると、よほどの逸材でもないかぎり、中日が高校生の投手をドラフト上位で指名することはなさそうですね。
翻ってヤクルトであれば、まだチャンスはあるかもしれません。
ヤクルトは昨年2016年にドラフト1位で寺島成輝投手を、2015年にドラフト3位で高橋奎二投手を指名しています。
その点を踏まえると、高校生の投手であっても、力があれば上位で指名する傾向が強い球団のひとつといえるのではないでしょうか。
ただ、田中投手の場合、甲子園出場がなく、公式戦で全国トップクラスの高校を相手にどこまでの投球ができるのか未知数なところがあります。
ということもあって、田中投手がドラフトで上位指名されるかどうかは、今夏どれだけ活躍できるかにかかっていそうですね!
評価と球種について
田中投手は先ほど触れたように、甲子園出場がないにもかかわらず、すでにプロのスカウトから高い評価を得ています。
183cm67kgの長身痩躯から繰り出されるストレートは最速146kmを誇りますが、映像を見ると、体の線がかなり細く感じますね。
どうやら田中投手は、阪神タイガースの大和選手同様、食べても太れない体質のようです。
とはいっても、年齢的にはまだ成長期ですし、ウエイトトレーニングを積み筋肉細胞を増やすことで、球速はさらに上がっていきそうですね。
将来性という点でも、高い評価を得ているという見方もできるかと思います。
しかし、中日・石井チーフスカウトが
「チェンジアップは一級品。腕の振りが抜群に良い。プロでも即通用する」
と評するように、現時点での田中投手の特長は、ストレートよりも変化球にあるかもしれません。
田中投手の球種は、ストレートとチェンジアップの他に、スライダー、カーブ、カットボール、ツーシームとけっこう何でもありです。
プロのスカウト絶賛のチェンジアップ以外にも、スライダーもキレ味抜群とのこと。
高校生の時点で、これだけの球種をもち、しかも精度も高いとなれば、そらスカウトからも高い評価が得られるのも頷けますよね。
投球フォームはスリークォーターであるため、腕の角度的に、ひょっとするとカットボールに縦の変化を加えることは難しいかもしれませんが、その反面、ツーシームは程よく沈んでゴロアウトを量産していきそうな気もします。
その点は、東海大相模高校との練習試合で9回6奪三振という結果を見てもわかるとおり、三振をたくさん奪うというよりも、ゴロを打たせて打者をアウトを重ねていく投球スタイルが、田中投手の持ち味でしょう。
現代野球(特にメジャーリーグ)では、三振を狙うよりもゴロアウトを増やすことで球数を抑える省エネの投球スタイルがトレンドとなっています。
そういったことも含めて、国内外あわせて11球団のスカウトが田中投手に熱い視線を送っているのかもしれませんね。
出身中学は?彼女をチェック
田中投手が野球選手として注目されていることはわかりましたが、プライベート面はどうなのでしょうか。
まずは出身中学は、中津市立中津中学校とのこと。
中学時代は、軟式野球部で内野手をやっていたようです。
ということは、フィールディング能力の高さが窺えますね。
前述したように、田中投手はゴロを打たせてアウトを稼ぐスタイルなので、フィールディングの高さはより重要となりそうです。
それにくわえて、内野手をやっていたということは、投手として肩の消耗が比較的小さい可能性も考えられます。
次に彼女はどうでしょうか。
いろいろ調べてみましたが、田中投手に彼女がいるかどうかはわかりませんでした。
まあ、予想通りというか、彼女云々については、本人がSNSとかで「彼女います」って宣言したり、大々的に紹介でもしないかぎり、そのあたりの情報が出回ることはなさそうですしね。
しかし写真を見ると田中投手は、イケメンの部類に入る、ごくごく健全な青少年という印象です。
そう考えると、モテないってことはないと思います。いや、確実に、圧倒的にモテるはずです。
もちろん公にはなってないですが、彼女がいる可能性も十分に考えられるでしょうね。
まとめ
ストレートの球速が146kmとかなり速い部類に入るにもかかわらず、チェンジアップをはじめとする変化球が武器となる田中投手。
長身で細身という体型も考えると、ダルビッシュ投手と比較されるのも頷けますよね。
となれば、肉体改造でこれから大ブレイクという可能性も秘めている投手かもしれません。
九州大会や甲子園にも出場していない段階で、多くのプロのスカウトからこれだけ注目されているわけですから、将来性はかなり期待大とみていいのではないでしょうか。
ドラフトで上位指名され、プロでも早い段階で打者を翻弄していく姿を見てみたいものですよね!