名門 熊本工業のエース
山口翔投手
について調べてみました!
プロ注目の右腕のドラフト進路やスカウトからの評価、球速、球種などを詳しくまとめています!
また、出身中学についても調べていますので、最後までお楽しみ下さい!
追記:ドラフト2位で広島カープが獲得
山口翔のドラフト進路は?評価もチェック
それではまず、山口翔投手のドラフト進路と評価についてみていきます。
まずはこんな動画ありました。
中々球威があって、ボールのキレもすごいですね。
スリークォーターから投げるボールはかなり打ちにくそうです。
それでは現在のドラフト進路を占ってみましょう。
中日 中田宗男スカウト部長
「一流投手の素質を持っている」
中日・石井チーフスカウト
「スライダーが良くなったら、手をつけられない。ドラフト1位は間違いない」
今や試合となると11球団のスカウトが集結するといわれている。
山口投手。ほぼ全球団ですね。
多くのチームがマークする中で、中日はご覧のように、非常に高い評価をしています。高校投手をドラフト1位間違いなし、ということは即戦力で通用するもいうことですよね。競合してもドラフト指名したい、という球団は多いはずです。
そのほかどの球団も非常に高い評価を下しています。
若干ボールがシュートする傾向にあるようですが、そのクセが直せばプロ入りしたら1年目から活躍ができるのではないでしょうか。
最後にもう一度中日スカウトの評価です。
「春とは別格。体に軸ができ、力強さが出てきた。要所でアウトローに投げられるのはすごい。昨夏の甲子園で化けた作新学院の今井(達也、現西武)に似ているが、山口君はもう化け始めている。ドラフト上位は堅い」
中日・三瀬幸司スカウトの評価です。
やはり高校生とまだ若いので、春から夏の短期間でも急激に成長するのでさらに夏から春へ、プロ入りを果たす頃にはさらに順調に成長してほしいですね。
どちらにしても、ドラフト進路は上位指名、球団によっては1位指名もありそうな各球団スカウトの評価といえるでしょう。
出身中学や熊本工業進学後の成績も
それでは出身中学と高校入学後の成績を見ていきましょう。
出身中学は熊本県熊本市立日吉中学校です。軟式野球部に所属し、投手として活躍しています。
硬式野球チームではなく、軟式野球から高校で硬式野球を始めたんですね。
やはり中学まで硬式を始めていないというのは大きなハンディなのですが、それを破ってプロ注目の投手にまで成長していますから、かなりの素質とそれを生かす努力を高校で実践したことが考えられますね。
そして熊本工業高校進学後も見ていきましょう。
熊本工はプロに選手何人も送り出している名門校ですが、特に元広島の前田智徳さんが有名ですね。
山口投手は1年生の秋からベンチ入り。
熊本工業は常に甲子園出場が義務付けられているような高校ですので、その中で下級生が試合に出るのは簡単ではありません。
上級生を押しのけて、しかも軟式出身というハンディを乗り越えての快挙なのでやはりこのころから、ポテンシャルの高さを発揮していたようですね。
その後2年生春からはエースに成長。
夏の甲子園予選では準々決勝でその年の優勝高校、秀岳館と激突。9回を投げ切りましたが5失点。チームも10回延長戦の末、敗れて甲子園出場はなりませんでした。
しかし2年生秋の大会では県大会優勝、九州大会でもベスト4入り。九州大会の2回戦で13回を完投勝利、準々決勝でも9回完投勝利を成し遂げ、チームもセンバツ甲子園大会出場を決めて、その原動力となります。
エースとして、延長戦も完投したり勝利に導いたり、徐々に大物ぶりを発揮。
自らの活躍もあって出場した3年生春のセンバツ甲子園。
しかし残念ながら1回戦負け。
最速148キロをマークしながらも8四死球でコントロールに課題を残します。やはりまだ高校生と若いので、力強い速球を持っていても、それを抑えるコントロールはまだ発展途上ということなのでしょうか。
まだまだ甲子園に「忘れ物」がある山口投手。予選も強豪揃いですが、何としても勝ち抜いて、全国にその活躍を見せつけてほしいですね。
球速と球種は?
ここからは山口翔投手の球種・球速についてみていきます。
熊本工業入学時の球速は140キロ前後がマックス。
しかし、それからメキメキと成長すると3年生の夏には最速152キロの球速をマーク!
150キロを超えるのはプロでも中々難しすく、限られた投手しか投げられません。
まだ10代ということを考えると、さらに成長し、もっと速いスピードボールで勝負ができるのではないでしょうか。
さあ、高校生には中々打てなそうな速球を投げる山口投手。
変化球の球種についてはカットボール、スライダー、カーブ、フォークボールを投げるということ。
しかし、先程もプロのスカウトが、「スライダーが良くなったら…」とコメントしているように、ストレートに比べると、スライダーなど、その他の変化球は「決め球」として使える程の威力はなさそうです。
まだまだ若い投手なので、ストレートのキレ、コントロールを磨いてから、変化球のさらなる習得を目指しても遅くないですが、やはりプロの世界では真っ直ぐ一本だけで勝負するのは中々難しいので、高校生活の残りでスライダーなど変化球を進化させるきっかけをつかみ、「手のつけられない」投手に成長してほしいですね。
まとめ
ほとんどのプロスカウトから高い評価を得ている山口投手。
まずは九州熊本の地に被災地の方に勇気を与えるためにも、全国優勝をもたらしてほしいですね。
ポテンシャルは高く、プロでもエース級の投手になる予感をさせる山口投手をドラフト指名するのはどの球団になるのでしょうか。
制球の課題がなくなれば、複数球団の1位指名、なんてこともありそうです。
ますます目が離せない山口投手の話題でした。