津留崎大成・慶應大

今回は慶應大学の本格派右腕

津留崎大成投手

について取り上げます。

2019年ドラフト候補として上がってくることが予想される津留崎投手のドラフト進路はどうなるのでしょうか。

また母や兄、出身中学や球種についても迫っていきます。

どうぞご覧ください。

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津留崎大成のドラフト進路は?評価もチェック

津留崎投手は2017年現在大学2年生ですので、ドラフトにかかるのは2019年です。

大学生としては今年を含めての3年間がプロを志すのであれば勝負といえます。

果たしてドラフト進路はどうなっていくのでしょうか。

気になる評価についてもチェックしていきます。

まず、慶應大学といえば、2016年ドラフト1位で広島入りした絶対的エースの加藤拓也投手が抜けて、後を引き継ぐ投手陣に不安を残しています。

一応エースのポジションとしては菊地恭志郎投手になると思われますが、加藤投手のような他との歴然とした力の差はなく、そんな中で今後は津留崎投手の登板も増えるものと予想できますね。

東京六大学の中でも慶應大学は野球推薦がないため、プロ野球界への選手の輩出は明治や法政などに比べて控えめではありますが、巨人の高橋由伸監督をはじめ多くの選手を送り出しています。

ただどちらかといえば野手が多く、投手は少ない印象ですね。

リーグ戦が神宮球場で行われることや他大学の選手にドラフト候補が多数いるために、好選手がドラフト網にかからないということはまずありませんが、今の所、津留崎投手の具体的なスカウト評価までは聞こえてきません。

大学生投手の場合、3年4年で大きく成長してドラフト候補の目玉となる選手も多く、またケガの影響で1年生時はあまり登板ができなかった津留崎投手は特に今後が大切になってきますね。

指名される可能性を探るという意味でプロ野球各球団で、チーム構成上、19歳~21歳の右投手が不足している球団を見ていきましょう。このあたりの層の薄い球団は右投手が育ちにくい可能性が高く、2019年のドラフトで狙うのは大学社会人の即戦力投手になりやすいと思われます。

まずヤクルトは投手全体の層が薄いですが、19歳~21歳の右投手の層は特に薄くなっています。

ヤクルトは神宮球場を本拠地とするだけに東京六大学の即戦力右腕となれば、当然触手が動きやすいということはいえますね。

2015年は高山選手(明治大)のはずれ1位で原樹里投手(東洋大)を、2016年は2位で星投手(明治大)を指名していることなどから2019年ドラフトでも神宮球場で投げていた即戦力投手指名の可能性は非常に高いでしょう。

中日も21歳以下の右若手投手の層は薄いですね。22歳~25歳には頭数がいるものの一様に伸び悩んでいます。

それを反映してかドラフト1位で2015年は野村投手(三菱日立パワーシステム)、2016年は柳投手(明治大)と即戦力候補の右投手を指名しています。

吉見投手がかつての力はもうなく、エース候補と期待されている鈴木投手も期待値には届かず2019年になっても右即戦力投手指名の可能性は高いでしょう。

また広島も現在のローテーションの先発、リリーフとも右投手は足りてはいるものの、ドラフト全般の方針として、上位で社会人や大学生の即戦力投手を指名し、下位で素材型の野手を指名して練習で徹底的に鍛えるという育成手法を貫いています。

2013年から2016年のドラフト3位までの中で半数以上の7名は大学社会人投手を指名しており、可能性は十分あるでしょうね。いずれにしてもそういったドラフト候補に上ってくるかどうかはここから先の津留崎投手の成績次第であるとはいえますね。

出身中学は?母と兄もチェック

津留崎投手の出身中学鎌ケ谷市立第二中学校です。

野球は佐倉リトルシニアでプレーしていました。

佐倉リトルシニアは全国大会で春2回、夏2回の優勝、ジャイアンツカップ3回優勝という輝かしい実績を誇る全国でも指折りの強豪チームで、平成22年以降8年連続で全国大会出場を継続中です。

プロ野球選手では重信選手(巨人)、島選手(千葉ロッテ)を輩出しています。

津留崎投手も中学時代の3年間すべて全国大会に出場しエースとして活躍していました。

当時は小笠原慎之介投手(現中日・湘南クラブボーイズ)と並び称されるほどの投手で関東では非常に有名な選手であったようですね。

2010年のジャイアンツカップでは小笠原投手がいた湘南クラブボーイズと対戦して投げ合っています。津留崎大地さんで、千葉県の成田高校でエースとして活躍、千葉選抜に選ばれる程の投手でした。

卒業後は立教大学に進学しますが、大学では野球ではなくラクロスをされていたようですね。

の情報について詳しいものはありませんでしたが、野球部の兄弟2人でしかもシニアなどの強いチームでプレイしていたお子さんをサポートするのは大変ですので、相当しっかりしたお母様であったことが想像できます。

球速と球種について

そんな津留崎投手の球速球種について見ていきましょう。

球速は140km前後で最速は143km。

本格派右腕ではありますが、剛球を真っ向から投げ込むタイプではなく、ベース板の隅にストレートと変化球を散らしていくタイプの投手ですね。

高校時代は右腕を曲げてトップで一度止め、一気に振り下ろすようなフォームでした。

3年生時に肘を故障してトミージョン手術を受けていますので、2017年現在では肘の負担を考えてか、高校時代のフォームの名残は残るものの右腕を止めないオーソドックスなフォームに変わっています。

故障が影響しているのか大学入学後もそれほど球速が上がってはいないようですね。

それでも高校時代と変わらない程の球速には回復してきている様子。

球種についてはストレート以外にはスライダー、チェンジアップ、カーブ、カットボール。

フォークのような落ちるボールはなく縦の変化はスライダーを使っているようですね。

ここぞというときに三振が奪えるとか、困ったときはこのボールのような決め球の変化球はなく、ストレートとの組み合わせでベース板の幅を使って投げていく投手ということがいえそうです。

まとめ

津留崎投手は全体的にまとまった好投手ではありますが、現在地としては2019年のドラフトで指名されるかどうかはわからないところにいるといっていいでしょう。

また高校3年生時に受けた手術の影響で大学進学後1年生の間はほとんど登板できていません。

本当の大学生としてのパフォーマンスを見せるのはまだこれからで、今後の成長次第ではドラフト候補としてリストアップされていくような投手になっていく可能性は十分ですね。