トリプルスリー・今後

トリプルスリーといえば2015年にセ・リーグではヤクルトの山田哲人、パリーグからはソフトバンク・柳田悠岐の65年ぶりとなるシーズン2人のトリプルスリー達成者が誕生しました。

また、山田哲人は2016年にもトリプルスリーで、史上初の複数回、しかも2年連続の快挙を成し遂げましたね。

今回は彼らに続きトリプルスリーを達成しそうな選手を実力や過去の成績などから選出したいと思います。

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糸井嘉男・阪神

糸井嘉男・トリプルスリー

まずは、日本球界が誇る超人・阪神の糸井嘉男選手。

これまでトリプルスリーをとれてないのが不思議なくらいです。

2018年で37歳を迎えるベテランは日本ハム時代の2009年から、オリックスへ移籍し2014年まで6年連続で打率3割以上をマークしている強打者。

糸井選手の年齢になると衰えてくるのが脚力ですね。

しかし、糸井選手の脚力は衰え知らずで53盗塁で自身初の盗塁王を獲得したのは2016年で35歳の時でしたから。

2017年も21盗塁をマークしましたし、走ることに関しては不安はなさそうです。

糸井選手のトリプルスリー達成に大きな壁となるのは30本塁打でしょう。

本塁打数のキャリアハイは19本(2017年まで)と20本塁打にも到達したことがないそうですし。

もっと打っている印象だったので意外ですが。

阪神の本拠地の甲子園は浜風の問題で左打者はかなり不利ですが、金本監督も現役時代に阪神でキャリアハイとなる40本塁打を達成していますし、糸井選手の身体能力は金本監督以上なので期待したいですね。

まだまだ進化を続ける超人から目が離せません!

坂本勇人・巨人

坂本勇人・トリプルスリー

巨人のチームリーダーで不動のショートストップ坂本勇人選手。

これまで打率3割を4度マークしたことがあり、巧みなインコース打ちを武器に広角に打ち分けることができます。

2018年も打率上位に位置し続けていて、打率3割は軽く達成できそうですね。

坂本選手の本塁打キャリアハイは2010年の31本。

シーズン30本塁打はこの年だけですが、20本以上をマークする力は持ってますから、ホームランが出やすいという本拠地東京ドームの特性を生かして本塁打を増産していきたいですね。

盗塁に関してはそこまで足が速いという印象はありませんが、試合状況を考えて隙あらば盗塁といったところでしょうか。

2018年は1番打者が多い坂本選手。先頭打者で塁に出ても2番打者が送りバントなどと盗塁数を増やして行くのは難しいかと思います。

走れる時にバンバン走っておきたいですね。

盗塁数さえ伸ばせれば達成できるでしょう!

丸佳浩・巨人

丸佳浩・トリプルスリー

広島から巨人に移籍したの丸佳浩選手は現役選手の中でも特にトリプルスリーに近い選手でしょう。

シーズン打率3割は2014年と2017・2018に達成していています。

以前は好不調の波が激しい選手でしたが、年々安定感を増しているようですね。

2013年には盗塁王を獲得していますが、盗塁数は29で大台には届きませんでした。

2014年も26と後少しというところです。

本塁打数も年々増加してきていて、2018年には39本塁打をマーク

勝負どころで打てる辺りがまたカッコいいですよね!

東京ドームは本塁打が出やすい球場なので本塁打数と打率は問題なくても盗塁数がどうなるかなって感じですね。

足の速い選手ですが、体も大きくなってる分そこが難かもしれません。

秋山翔吾・西武

秋山翔吾・トリプルスリー

シーズン216本安打の記録を持つヒットメーカーの秋山翔吾選手。

2017年の首位打者は2018年も目下首位打者と日々ヒットを積み重ねています。

秋山選手は元々はパンチ力のある中距離打者で、2017年には25本塁打を放つなどパンチ力を発揮しました。

1番の課題は盗塁数。秋山選手はベースランニングは上手いですが、盗塁は少ないですよね。

自己最多は2016年の18盗塁ということで、足の速さ的に少ない印象があります。

2番の源田選手が犠打が上手いということもありますが、秋山選手は長打力もありますから二盗する機会が減っているのでしょう。

盗塁数さえ伸びればトリプルスリーは達成できそうな選手ですね!

「秋山幸二二世」としてプロ入りしたスラッガーが快挙を成し遂げるのはそう遠くないかと。

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浅村栄斗・楽天

浅村栄斗・トリプルスリー

打率においては三割に到達したこともありますし、本塁打もパンチがあるだけに30本塁打も不可能ではない選手。

浅村栄斗選手の場合は盗塁数が難になりますね。

足は決して速い方じゃありませんが、浅村選手には走塁技術があります。

高校時代は遊撃手として甲子園を沸かせましたし、現在も二塁手として活躍。

ホームランと盗塁を見れば厳しいイメージはありますが、トリプルスリー候補として外せない選手かなと思いました。

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鈴木誠也・広島

鈴木誠也・トリプルスリー

神ってるでブレイクした広島の若き4番、鈴木誠也選手。

彼の魅力は強肩を生かした外野守備と勝負強さが光る打撃ですよね。

レギュラー定着の2015年から2年連続で打率3割以上をマークし、本塁打も2016年は29本、2017年は26本と大台が狙える位置にいます。

大柄な選手ですが、2年連続で16盗塁をマークするなど器用な一面もあることから30盗塁の大台も達成できるのでは?

しかし、2018シーズンも序盤に故障をし出遅れてしまっています。

怪我なくシーズン通してプレーできればトリプルスリーだけでなく、三冠王も狙える実力はありますから今後末長く注目されていきそうですね。

梶谷隆幸・DeNA

梶谷隆幸・トリプルスリー

身体能力が高くトリプルスリー候補として挙げられることも多い梶谷隆幸選手

パンチもあって走れる選手ですが、梶谷がトリプルスリーに大きく近づくには打率の問題ですね。

2番を任されることも多くても、梶谷選手の場合は「打てる2番」として起用されるので繋ぐバッティングじゃなく個人成績も下がりにくいわけですから2番でもトリプルスリーを狙えます。

本拠地の横浜スタジアムもホームランは出やすい球場なので30本塁打も狙える選手ですから今後もトリプルスリーの期待から目が離せませんね。

まとめ

というわけで3割30本塁打30盗塁のトリプルスリーを今後達成しそうな選手を実力から選出してみました。

2015年に柳田悠岐選手、山田哲人選手が同時にトリプルスリー達成、翌年の2016年に2年連続で山田哲人選手がトリプルスリー達成ということで、2年間で3度トリプルスリー受賞は考えられないことです。

過去にトリプルスリー達成者はこれだけしかいませんから。

  • 1950年(セ・リーグ):岩本義行(松竹)
  • 1950年(パ・リーグ):別当薫(毎日)
  • 1953年(パ・リーグ):中西太(西鉄)
  • 1983年(パ・リーグ):簑田浩二(阪急)
  • 1989年(パ・リーグ):秋山幸二(西武)
  • 1995年(セ・リーグ):野村謙二郎(広島)
  • 2000年(セ・リーグ):金本知憲(広島)
  • 2002年(パ・リーグ):松井稼頭央(西武)
  • 2015年(セ・リーグ):山田哲人(ヤクルト)
  • 2015年(パ・リーグ):柳田 悠岐(ソフトバンク)
  • 2016年(セ・リーグ):山田哲人(ヤクルト)

今後、また柳田悠岐選手、山田哲人選手がトリプルスリーを達成するかもしれませんが、次に誰がトリプルスリーを達成するのかが楽しみですね。