プロ野球平成ベストナイン

プロ野球平成ベストナイン!

2019年5月1日から令和になったというわけで、30年間の平成プロ野球の時代を彩った最強選手たちをベストナインで紹介したいと思います!

1989年1月8日〜2019年4月30日。

この時代を現役で過ごした選手たちを獲得したタイトルなどとともに振り返って行きましょう!

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プロ野球平成ベストナイン

平成はプロ野球界でも様々な出来事がありましたね。

シーズン本塁打の更新や、200本安打、さらにそれを塗り替える猛者たち。

平成唯一の三冠王、3度のトリプルスリーなど数多くの名場面が生まれましたね。

というわけで、ポジション別に平成ベストナインにふさわしい選手を取り上げていきます!

投手・松坂大輔

【平成に獲得したタイトル】

最優秀防御率2回(2003,2004)
最多勝利3回(1999〜2001)
最多奪三振4回(2000,2001,2003,2005)
最優秀新人(1999)
ベストナイン3回(1999〜2001)
ゴールデングラブ7回(1999〜2001,2003〜2006)
沢村賞(2001)

平成を代表する投手といえば、当然「平成の怪物」と呼ばれた松坂投手!
高卒1年目の1999年に16勝を挙げ、最多勝利、最優秀新人などのタイトルを獲得すると、
そこから3年連続でパ・リーグの最多勝と日本を代表する投手に成長しました。

2006年の第1回WBCではMVPに選ばれる活躍を見せ、日本を初代王者に導きました。
その後メジャーに移籍し、レッドソックス時代の2008年には日本人投手史上最多のシーズン18勝を挙げるなど
世界的に注目される存在となりました。

「松坂世代」と言われる同世代の選手が現役を退く中、現在も中日でプレーしていて
令和の時代も平成を彩った投手として奮起したいですね。

捕手・古田敦也

【平成に獲得したタイトル】
首位打者(1991)
最優秀選手2回(1993,1997)
ベストナイン9回(1991〜1993,1995,1997,1999〜2001,2004)
ゴールデングラブ10回(1990〜1993,1995,1997,1999〜2001,2004)
正力松太郎賞(1997)

平成の時代には古田選手のほか、城島健司選手や阿部慎之助選手といった名捕手がいましたが、やはり総合力では古田選手がナンバーワンでしょう。

2年目の1991年にセ・リーグ首位打者に輝くと、昭和を代表する名捕手の野村克也監督のもと、ヤクルトを三度の日本一に導きました。

また2005年に通算2000本安打を達成し、2006年からは選手兼任監督を2年間務めるなど、ヤクルト一筋20年と功績ある選手です。

一塁手・松中信彦

【平成に獲得したタイトル】
首位打者2回(2004,2006)
本塁打王2回(2004,2005)
打点王3回(2003〜2005)
最多安打(2004)
最高出塁率3回(2004〜2006)
最優秀選手2回(2000,2004)
ベストナイン5回(2000,2003〜2006)
ゴールデングラブ(2004)

一塁手部門では、平成唯一の三冠王となった松中選手。

2004年の成績は圧巻でしたね!

打率.358、44本塁打、120打点で他を寄せ付けない数字を残しました。

翌2005年には、松坂投手から1試合3本塁打を放つなど平成プロ野球史に残る名シーンも生み出しました。

惜しくも名球会入りは果たせませんでしたが、平成最強のスラッガーとして今後も語り継がれていくことでしょう。

二塁手・山田哲人

【平成に獲得したタイトル】
本塁打王(2015)
最多安打(2014)
盗塁王3回(2015,2016,2018)
最高出塁率(2015)
最優秀選手(2015)
ベストナイン4回(2014〜2016,2018)

二塁手部門では、平成生まれの最強スラッガー山田哲人選手。

2014年に日本人右打者のシーズン安打記録を64年ぶりに塗り替える193安打を放つと、2015年には打率.329、38本塁打、34盗塁でトリプルスリーを達成しました。

しかも、史上初の本塁打王と盗塁王、トリプルスリーと盗塁王を同時に成し遂げた選手となり、日本シリーズではプロ野球史上初の1試合3打席連続本塁打という快挙を達成しました。

そして、2016年には打率.304、38本塁打、30盗塁で史上初の複数回のトリプルスリーを2年連続で達成します。

2017年は調子を落としたものの、2018年に打率.315、34本塁打、33盗塁で自身の記録を塗り替える3度目のトリプルスリーを達成した、まさに平成を代表する右の強打者です。

三塁手・中村剛也

【平成に獲得したタイトル】
本塁打王6回(2008,2009,2011,2012,2014,2015)
打点王3回(2009,2011,2015)
ベストナイン6回(2008,2009,2011,2012,2014,2015)

三塁手部門は「おかわりくん」こと西武の中村選手。

現役最多で平成最多6度の本塁打王に輝いた飛ばし屋です。

2008年に46本塁打、2009年に48本塁打で本塁打王をおかわりすると、2011,2012そして2014,2015とタイトルもおかわりしてきたスラッガー。

ここ数年は成績を落としていますが、平成でおかわりした388本塁打を令和の時代も積み上げていきたいですね!

遊撃手・松井稼頭央

【平成に獲得したタイトル】
最多安打2回(1999,2002)
盗塁王3回(1997〜1999)
最高出塁率(2015)
最優秀選手(1998)
ベストナイン7回(1997〜2003)
ゴールデングラブ4回(1997,1998,2002,2003)

坂本選手、鳥谷選手など様々な選手が功績を残している遊撃手ですが、平成最強という意味では松井稼頭央選手でしょう!

西武ライオンズ黄金時代の不動の遊撃手として、1997年には平成のパリーグで最多の62盗塁をマークし、そこから3年連続盗塁王。

2000年には21世紀初のサイクル安打を達成し、2002年には打率.332、36本塁打、33盗塁でトリプルスリーを達成しています。

7年間のメジャー挑戦がありながらも、NPB通算2090安打を放つなど球史に名を刻んだ存在です。

2018年に古巣西武に復帰し引退しましたが、2019年は二軍監督に就任し、新たな時代に後継者を育てていきたいですね。

左翼手・松井秀喜

【平成に獲得したタイトル】
首位打者(2001)
本塁打王3回(1998,2000,2002)
打点王3回(1998,2000,2002)
最高出塁率3回(1998,2000,2002)
最優秀選手3回(1996,2000,2002)
ベストナイン8回(1995〜2002)
ゴールデングラブ3回(2000〜2002)
正力松太郎賞(2000)

日米通算500本以上のアーチを描いた日本のゴジラ、松井選手。

NPB在籍は巨人時代の1993年から2002年までの10年間ながら、通算1390安打、332本塁打、889打点、打率.304という堂々の成績を残しました。

2002年にはシーズン50本塁打を放ち本塁打王を獲得。

平成唯一の日本人シーズン50本塁打を放ったのが松井選手で、そのパワーは海を渡ってもメジャーの名だたるエースたちを粉砕してきましたね。

平成最強の日本人パワーヒッターと言えます。

中堅手・秋山翔吾

【平成に獲得したタイトル】
首位打者(2017)
最多安打3回(2015,2017,2018)
盗塁王3回(2015,2016,2018)
ベストナイン3回(2015,2017,2018)
ゴールデングラブ5回(2013,2015〜2018)

平成生まれの安打製造機、西武の秋山翔吾選手。

なんといっても、2015年のNPB史上最多を更新するシーズン216安打を放った好打者です。

ライバルの柳田悠岐選手らを押さえて、やはり最多記録を塗り替えた平成を象徴する選手としてノミネートしました。

秋山幸二二世と呼ばれる入団しましたが、平成の時代は、秋山選手といえば秋山翔吾選手でしたね!

右翼手・イチロー

【平成に獲得したタイトル】
首位打者7回(1994〜2000)
打点王(1995)
最多安打5回(1994〜1998)
盗塁王(1995)
最高出塁率5回(1994〜1996,1999,2000)
最優秀選手3回(1994〜1996)
ベストナイン7回(1994〜2000)
ゴールデングラブ7回(1994〜2000)
正力松太郎賞2回(1994,1995)

平成の日本野球界を支えてきた天才打者、イチロー選手。

オリックス在籍9年で7年連続首位打者、5年連続両リーグ最多安打など様々な記録を打ち立ててきました。

やはり、1番の功績は1994年のNPB史上初のシーズン200を達成し、その後210本まで伸ばしました。

イチロー選手を含む6選手がシーズン200安打を達成しましたが、イチロー選手はシーズン130試合の時代に達成しましたが、それ以外はシーズン140試合以上戦っていますから、イチロー選手の凄さがよくわかりますね。

日米通算ながら世界最多4367安打を積み重ねたイチロー選手。
メジャーでも19年間で3089安打を放ち、数々の記録を打ち立ててきました。

平成31年の3月に引退し、まさに平成の時代を戦い抜いた選手といえます。

DH・バレンティン

【平成に獲得したタイトル】
本塁打王3回(2011〜2013)
打点王(2018)
最高出塁率2回(2013,2014)
最優秀選手(2013)
ベストナイン2回(2012,2013)

指名打者としては、平成最強のアーチスト、ヤクルトのバレンティン選手をノミネート。

ヤクルトではレストを守りますがNPB平成のベストナインのDHに当てはまるのかなと思いました。

なんといっても2013年にNPB記録を塗り替える60本塁打を放った選手ですから、当然平成ベストナインに相応しいでしょう。

怪我もあり1本塁打に終わった2015年以外はすべてシーズン30本塁打以上放っているというとんでもない怪物っぷりです。

2019年も本塁打を積み重ね、令和最初の本塁打王を狙っていきたいですね。

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プロ野球平成ベストナイン【打順】

上記のプロ野球平成ベストナインでオーダーを組んでみました!

1番:イチロー(右)
2番:松井稼頭央(遊)
3番:松中信彦(一)
4番:松井秀喜(左)
5番:バレンティン(指)
6番:中村剛也(三)
7番:秋山翔吾(中)
8番:山田哲人(二)
9番:古田敦也(捕)

1番から9番まで全員がタイトルホルダーという超攻撃的な夢のようなオーダーが完成しました!

どの打順からでも得点を狙えます。

NPB最多安打の秋山選手、トリプルスリー三度の山田選手でさえも下位打線ですから平成にはこれだけの強打者が揃っていました。

各選手世代が違うわけですが、こういったメンバーが全盛期で侍ジャパンの同じメンバーだったら凄いことになりますね。

プロ野球平成ベストナイン【中継ぎ】

そんな平成のベストナインの中継ぎから2人の投手を選んでみました。

山口鉄也

【平成に獲得したタイトル】
最優秀中継ぎ投手3回(2009,2012,2013)
最優秀新人(2008)

平成を代表するリリーフ左腕の山口投手。

育成出身ながら、2008年から2016年まで9年連続で60試合以上に登板するなど鉄腕ぶりを発揮しました。

歴代2位の通算273ホールドの記録を残し、2018年に引退しましたが、実働11年で通算642試合に登板し、巨人のブルペンを支え続けました。

五十嵐亮太

【平成に獲得したタイトル】
最優秀中継ぎ投手(2004)

ヤクルト→メジャー→ソフトバンク→ヤクルト復帰とリリーフ一筋の五十嵐投手。

タイトルは抑えにまわった2004年の一度のみですが、2018年終了時点でデビューからリリーフのみで通算777試合登板という記録を打ち立てています。

2019年に古巣に復帰したベテランは自身のリリーフ登板記録をどこまで伸ばすのでしょうか?

プロ野球平成ベストナイン【抑え】

そんな平成のベストイナインの抑えはやはりこの投手。

藤川球児

【平成に獲得したタイトル】
最優秀中継ぎ投手2回(2005,2006)
最多セーブ2回(2007,2011)

平成を代表する抑え投手といえば、火の玉ストレートで名を馳せた藤川投手。

ブレイク時は阪神の勝利の方程式「JFK」の一角を担うセットアッパーでしたが、2007年に抑えに転向すると、セ・リーグ最多記録に並ぶ46セーブをマークするなど最強の抑えとして打者をねじ伏せてきました。

オールスターではストレート宣言をして、カブレラ選手から空振り三振を奪うなど平成の球史に残る名シーンも演出しましたね。

通算セーブ数でいうと岩瀬仁紀氏の407セーブがダントツになりますが、当時の甲子園をみたらわかるのですが、9回のマウンドに登場してあそこまで華やかな投手は歴代でみてもなかなかいないのかな思います。

メジャー挑戦後は怪我で苦しみ、阪神復帰後も全盛期のようなストレートではありませんが、松坂世代の現役として、もう一花咲かせたいところ!

まとめ

というわけで、プロ野球平成ベストナインをまとめてみましたが、いかがでしたか?

今回は平成時代に活躍した選手でのラインアップとなり、その中での平成生まれは山田選手と秋山選手のみですね。

ただ、菅野投手、柳田選手、坂本選手などと平成生まれの超一流選手もいますから、平成に生まれた選手が新たな時代でさらなる飛躍を果たすことに期待しましょう!