プロ野球コントロールランキング!
というこで2019年版のコントロールの良いピッチャーをランキングしました。
プロでも球速が遅くてもたくさん勝てている投手がたくさんいますね。
それはひとえにコントロールが抜群というところに理由があるのです。
ということで今回はプロ野球界の精密機械たちを見ていきたいと思います。
是非ご覧ください。
目次
【2019年版】プロ野球コントロールランキング!
コントロール部門ですので主に1試合に与えたフォアボールの平均(与えたフォアボール÷投球回数×9)を中心に見ていきます。
1試合平均は3つ程度だそうです。
菅野智之(巨人)
押しも押されぬ球界のエース。
2018年の与四球率は1.65と1試合にフォアボール2個以下といった抜群の制球力があります。キャリアの中で最高値は2016年の1.276。2試合投げてもフォアボールを3個出さない計算ですから守ってる側はリズムよく守れるでしょう。
S-PARK(旧すぽると)にて昨年発表されたプロ野球選手100人が選ぶ1番の企画でコントロール部門1位に選ばれ2016年から3年連続の選出になりました。2年連続の最優秀防御率も獲得しているところからいかにコントロールが大切か菅野選手は証明してくれていますね。
⇒菅野智之のメジャー志向や現地の評価は?彼女や結婚の噂に中学高校時代も
岸孝之(楽天)
西武から楽天に移籍した現楽天のエース。
プロ野球選手100人が選ぶ1番の企画ではコントロール部門2位の実力者です。
ちなみに2017年も2位でした。
正確無比のコントロールと縦に大きく割れるカーブが武器の岸投手。昨年の与四球率は1.64とこれまた非常にレベルの高い数字で、いかに四球を出さない投手かがわかります。
変化球のコントロールも抜群であるデータではシーズン途中スライダー合計119球中1球しか逆球がいっておらず異常なコントロールの高さを持ち合わせているというデータもありました。恐るべき騎士様ですね。
柳裕也(中日)
横浜高校出身。
オールスターにも出場し2019シーズンはノリに乗っている柳選手。
与四球率は前半戦で2.02となかなかの数字。昨シーズンは1試合3個台と普通の数字でしたが2019年に入り向上しました。
変化球のコントロールが素晴らしくボール先行後でも変化球でストライクが取れる上に内外にもしっかりと投げ分けられる精密さも兼ね備えています。
150キロのストレートもありますから2019年を飛躍の年にして球界のエースになってもらいたいですね。
西勇輝(阪神)
2019年度からオリックスから阪神へと移籍した西選手。
2019シーズン前半戦の与四球率は1.74と高レベル。
2018シーズンも1.99と2を下回るコントロールの良さを見せてくれています。
また西選手の持ち味というか印象が大きいボールは外角いっぱいのストレートなどのベースギリギリのボールではないでしょうか。
惚れ惚れする伸びのあるストレートが外角いっぱいに決まった時は鳥肌ものです。プロ野球選手100人が選ぶ1番の企画でも上位にランキングされるなどプロからも絶賛されるコントロールですね。
岩隈久志(巨人)
近鉄、楽天、マリナーズ、巨人と渡り歩いた大ベテラン。
メジャーでも日本でも安定した投球をしている高レベルのピッチャーです。キャリアハイの21勝を日本で上げた時の与四球率は1.61でした。
もっともすごかったのはメジャー3年目に記録した179回で21個の四球、与四球率は1.05と1試合で1つしかフォアボール出さないというテンポの良さを見せています。メジャーでも6年で63勝をあげられたのはこのコントロールの良さに理由がありそうですね。
涌井秀章(ロッテ)
与四球率は平凡ですが、失投の少なさや際どいコースの投げ分けなどコントロールは抜群の涌井選手。テレビの企画でのコントロール対決では一撃でマトに当てるといった神業的なコントロールを見せています。
数年前のプロ野球選手100人が選ぶ1番の企画でもコントロール部門上位に入っているところからやはり甘いコースになかなか来ない投手というイメージがあるのでしょうね。
大瀬良大地 (広島)
2019シーズン開幕直後の巨人戦で丸選手に対しての4連続三振は記憶に新しいと思います。
あの時の丸選手の見逃し三振時のボールのコントロールは抜群でしたね。
昨シーズンの与四球率は2.02と高いレベルでした。昨年のプロ野球選手100人が選ぶ1番の企画コントロール部門では4位に入るなど相手からも尊敬されるコントロールを持つ投手ですね。
2019シーズンはさらにコントロールの良さが増し前半戦で1.36と非常に際立った成績を見せています。
2019シーズンもエースとして頑張って欲しいですね。
吉見一起 (中日)
34歳のベテラン。中日黄金期を支えた大エースですね。
2011.2012年は防御率1点台を記録するなどその実力は球界屈指でした。
2011年の与四球率は1.09、2012年は0.84と良すぎて訳が分かりません。平均的に1試合に2個に抑えられれば優秀といわれる中で1以下は驚異的です。
昨シーズンも1.72でしたからコントロールの衰えはまだまだですね。全盛期の吉見選手のボールは本当にすごかったです。怪我や不調でここ数年は目立った活躍はありませんが頑張ってほしいですね。
森唯斗 (ソフトバンク)
中継ぎ抑えと主にリリーフとして活躍する森選手。
昨年のプロ野球選手100人が選ぶ1番の企画コントロール部門では4位に入っていますね。37セーブを挙げた昨年の与四球率は平凡的な数字でしたが33ホールドを挙げた2017年は1.67と抜群の成績を残しています。
2019シーズンも守護神としてマウンドに上がる森選手のコントロールにも期待していきましょう。
アルバース (オリックス)
与四球率1.66と力技が目立つ外国人選手の中で優秀な数字を残すアルバース選手。
昨年のプロ野球選手100人が選ぶ1番の企画コントロール部門では4位に入っていますね。
自分でもコントロールの良さが生命線であり武器だと語っているところからこだわりもあるのでしょう。山本昌さんみたいな投手だとも言われていますね。
石川歩 (ロッテ)
ミスター時短。石川選手が投げると試合が早く終わると言われています。
100球使わずにゲームが終わったこともありますね。
昨年の与四球率は1.97と優秀な数字で2019シーズンは開幕投手も務めています。入団から3年目までは3年連続で2桁勝利を収めていましたがその後2年間は2桁勝利なし。
2018年は9勝だったところから2019年は開幕投手も勤めましたので3年ぶりの2桁安打を目指して欲しいですね。
秋山拓巳 (阪神)
プロ10年目、2017年に12勝を挙げブレイクを果たした選手ですね。
2017年の与四球率は0.9と素晴らしすぎる数字を残しています。
1試合で1つ出すか出さないかですから守備側はリズムよく守れるでしょうね。昨シーズンは1.54と悪化してしまいましたがそれでもかなり優秀な数字です。
コナミが出している実況パワフルプロ野球2018年度版では選手能力が最高値のS評価だったところからも周りからコントロールの良さを認められている証拠でしょう。
石川雅規 (ヤクルト)
この選手が低身長でも勝てる理由はやはりコントロールです。
得意球のカーブは外角ギリギリにコントロールされ左バッターには相当遠くに見えるのではないでしょうか。
ヤクルト一筋19年のプロ野球生活で積み重ねた勝利は166勝(7月15日現在)150キロの豪速球があるわけでもない石川選手はコントロールでプロ野球界を渡り歩いています。
草野球をやっているおじさん野球人もアバウトなコントロールではなく石川選手のように針の穴を通すようなコントロールで試合に挑んでみてはいかがでしょうか。
まとめ
まだまだ沢山コントロールのよいピッチャーいますが、今回紹介した投手が制球力に定評があります。
コントロールは投手の生命線とも言われています。
豪腕も魅力的ですけど、ベテランになっても生き残ってる投手はほぼ制球力がありますよね。
今後どんなコントロールの良い投手が登場してくるのかが楽しみです。