ロッテ、阪神で活躍してDeNAでも主力投手として活躍した
久保康友投手
かつて二桁勝利を記録した投手のいなかった横浜DeNAにFA権を行使して移籍して、移籍1年目に最多勝争いを繰り広げた久保康友投手も、若手の台頭により戦力外通告を受けてしまいました。
今回は、そんな久保康友投手が戦力外になって気になる移籍球団候補についてピックアップ!
そして、戦力外になったことで何かと囁かれる引退についても取り上げていきます!
それではご覧ください!!
久保康友が戦力外!引退の可能性は?
DeNAを戦力外になった久保投手の今後についてみていきましょう。
まず、久保投手の戦力外の経緯についてですが、これが少し変わった戦力外となっています。
久保投手が阪神から横浜DeNAに移籍してきた背景には、阪神時代の晩年に中継ぎ投手としての起用が続き本人が先発投手として選手生活を送りたいというものがありました。
しかし、2016シーズンに初めてのCS進出を果たし、若手投手が中心となっていったチームでは久保投手が衰えたという理由より、若手中心の起用を続けるという理由で久保投手の先発登板が減っていったわけです。
そこで久保投手は球団の方との双方の合意の上自身から戦力外になったそうです。
横浜DeNAもローテーションの6人目が埋まっていないので依然として安定した成績の計算が出来る久保選手はチームに必要な選手ですが、チームの若返りと2017シーズンは多くの若手が台頭してきたことの影響である年俸の高騰によるコストカットにより残念ながら戦力外となってしまいました。
そして、引退の可能性についてなのですが、自由契約になった今このまま他の球団から声がかからなければ、引退ってことも可能性的にはありますが、久保投手の考えなら最悪野球浪人してでも現役に拘るような気はしますね。
2017シーズンの登板でも衰えを感じさせないピッチングを披露し防御率こそ高いですが貯金を2つ作り、とても速いクイックや抜群の制球力、勝負所での豪速球は未だに健在なので先発投手の手薄な球団はおそらく久保投手の獲得を検討していると思われます。
これだけ実績のある投手がこのまま引退では勿体無いですからね。
ただ、DeNA移籍1年目のような評価とはいかないので、獲得しても1~2年活躍してくれたら御の字という見方かもしれません。
というか、個人的には阪神でそのまま先発してほしかったかなと思っています。
阪神時代の最終年にチーム事情で抑えに転向させられて活躍できなかったことが、DeNAに移籍したきっかけかなと思うので。
阪神とDeNAを自ら去っていくところが何か久保投手らしいのかなとも感じます。
2017年現在、現役で活躍する数少ない松坂世代を代表する選手ですので、是非復活してもらいたいものですね。
移籍先の球団は?
久保投手は現役続投を希望しているということで、移籍球団について見ていきます。
投手力の弱い球団は興味を示すことになるでしょうね。
そこで、セ・リーグとパ・リーグで久保投手を獲得しそうな球団を予想しました。
即戦力の先発陣としてローテーションに入るならこちらの球団が妥当かなと。
東京ヤクルトスワローズ
2017シーズンチーム防御率最下位と投手陣の再建が第一とされるヤクルトが久保投手を獲得する可能性はあるでしょう。
ヤクルトの先発ローテーションは人数こそいますが、個人の防御率が高い投手が多く、手薄なことは間違い無いです。
久保選手は年齢的に1年間投げ抜くことは大変であると予想されるので、谷間の先発投手としての活躍が期待されるかなと。
チーム事情によっては中継ぎ投手を任す事も出来るのでヤクルトにとって久保投手は必要な投手であるのではないでしょうか。
中日ドラゴンズ
チーム防御率リーグ5位でありこちらも投手力に難ありの中日ドラゴンズは久保投手が必要なのではないでしょうか。
2017シーズン前半はローテーションが回らず、本人の志願があったとはいえバルデス投手を中4日で投げさせていた中日。
そんなバルデス投手は退団が決定しており、先発投手がかなり手薄になってしまいそうです。
本来中継ぎの又吉投手や中継ぎで調子の良かった伊藤投手を先発起用したりしましたが、先発投手不足であることは変わりないでしょう。
ドラフト結果によっては久保投手の獲得があるのかなと。
千葉ロッテマリーンズ
2017シーズンは最下位に終わってしまったロッテ。
そんなロッテは久保投手の古巣であり、石川投手やスタンリッジ投手らの実力のある選手の相次ぐ不調により2017シーズンは投手の起用に苦しみました。
二木投手やシーズン終盤に好投を続けた佐々木投手といった若手の活躍もありましたが、ローテーションの軸であった涌井投手が海外FA権を所得し流出の可能性があり、外国人枠も投手以上に壊滅的な野手に使用することが予想されるので、先発投手の確保が急務となっています。
そんなロッテにとって久保投手の獲得は最適な補強となるのではないでしょうか。
西武ライオンズ
圧倒的な打力を武器に2017シーズンは2位で終えた西武。
そんな西武の唯一の弱点は先発投手でしょう。
エースの菊池投手や野上投手、十亀投手、ウルフ投手が中心となりローテーションを回しましたが、シーズン途中で駒が足りなくなりここ数年間中継ぎでの起用が中心であった岡本投手がローテーション入りするという事態が起きました。
チーム防御率リーグ3位と実際のリーグ順位より低いことからも、投手力がやや弱いことがわかります。
前述した4人に加えて多和田投手や高橋投手といった若手がローテーションの5番目以降を争う形になりそうですが、全投手が怪我無く開幕を迎えられることは希なので、やや手薄な先発投手陣に久保投手がいれば層が厚くなるでしょう。
中日と同様即戦力投手をドラフトで指名できなかった場合、獲得が検討されるかもしれませんね。
まとめ
ということで、DeNAを戦力外になった久保康友投手の今後について中心にまとめてみました。
いかがでしたか。
熟年の投球術は衰えるどころか年々進化している部分もある久保投手ですので、まだまだ現役で活躍できるはずです。
また、非常にストイックであり投球技術に長ける久保投手はチームの若手投手にも良い影響を与えてくれるかもしれません。
今後の動向に注目です。