今回は阪神の安定感抜群の外国人エース
ランディ・メッセンジャー投手
をフォーカスします~
メッセンジャー投手といえば、今シーズンで阪神に来てから8シーズン目と球団の歴代外国人でも最長。
入団当時は中継ぎだったのですが、その年のシーズンから先発に転向してから一気に飛躍。
その後は、阪神歴代の外国人投手の中でもトップクラスの存在となりましたね。
気付けば、2018シーズンからは野球協約によって外国人選手枠から外れて日本人扱いということになるんです。
それだけ実績を残してきた何よりもの証拠。
ということで、そんなメッセンジャー投手のFA取得情報、嫁や家族のこと、入団時からの成績に迫っていきます~!
メッセンジャーはFA権取得で日本人扱い?
国内FA権というのは1軍登録が8シーズンになると取得できるものですが、これは外国人選手も同様です。
そして外国人選手であれば移籍の権利だけでなくもう一つ変わるものがあるのです。
それが外国人枠から外れて日本人扱いとなること!
8シーズン目となるメッセンジャー投手もFA権を取得すれば日本人扱いになって外国人枠から外れるんですよね。
これによって阪神からすれば外国人4人+メッセンジャー投手という編成が出来るので、マテオ投手やドリス投手も遠慮なく1軍におけるということができます。
そしてメッセンジャー投手にとっても外国人枠の争いをする必要がないので、純粋にチーム内の競争に勝てば試合に出られるということにもなります。
阪神もFA権取得を見越して、2018年までの2年契約をしましたが36歳の外国人に複数年というのも阪神がどれだけメッセンジャー投手を信頼しているのかが分かりますね。
外国人選手がFA移籍した場合、補償が得られないのでその点も考えてのことだったのでしょう。
阪神史上最高の外国人?
阪神では初となる8シーズンの在籍となるわけですが、長年の貢献度を考えると史上最高の外国人なのでは?なんて声もあがっています。
阪神における最高の助っ人外国人といえば、やはりランディ・バースでしょうか。
1985年の日本一に貢献、2度の三冠王、シーズン打率記録保持者。野手の中では阪神史上最高の外国人選手であることは間違いないですね。
対してメッセンジャー投手は最多勝1回、最多奪三振2回、リーグ最高の投球回が3回と安定感抜群のイニングイーターとして貢献。
ジーン・バッキーやジェフ・ウィリアムスと同じように在籍年数を考えても投手の中では球団史上最高レベルの外国人選手でありましょう!
あとは優勝や日本一に導けるかどうかでファンの印象も変わってきます…。
今年ここまで好調な阪神ですから、このまま優勝、日本一に貢献となればバースに並び球団史上最高の外国人選手と呼ばれるでしょうね!
嫁や家族や子供について
メッセンジャー投手は4人の子供を持つパパでもあります。
よく嫁を含めた家族みんなで応援している姿を甲子園でも見かけますね。
キャンプのために再来日する際にも一緒にいるところを見られたりなど本当に仲がいいのが分かります!
嫁のベネッサさんに長女、次女、長男、次男といますが一番下の次男が今年で3歳になりますし物心つくまで現役でやってみたいというのもあるんじゃないかなと思います。
メッセンジャー投手のように野球選手を目指して日本でプレーなんてことがあれば面白いんじゃないでしょうか!
メッセンジャー投手も阪神で引退したいと宣言したり、来日してからラーメンが大好物になったりなど、嫁も子供も日本での生活に馴染めているようですしこのまま家族の力で阪神に貢献してもらいたいですね。
年俸は?阪神入団時からの成績も
そんなメッセンジャー投手の2017シーズンの年俸は3億5000万。これは阪神の中で糸井選手、鳥谷選手に次いで3番目に多い金額です。
来日当初は6000万だった年俸が8年でここまで上がったと考えると凄いことですよね。
しかも来日翌年には5000万にダウンしたので実に7倍の金額まで上がったことになります!
1年目の2010年は防御率4.93、5勝6敗とダウンも致し方ない成績だったのですが、2年目に先発として起用が固定されるとそこから成績も年俸も上昇。
2011年、防御率2.88、12勝7敗⇒年俸5000万
2012年、防御率2.52、10勝11敗⇒年俸1億5000万
2013年、防御率2.89、12勝8敗・最多奪三振⇒年俸1億5000万
2014年、防御率3.20、13勝10敗・最多勝・最多奪三振⇒2億5000万
2015年、防御率2.97、9勝12敗・⇒2億5000万
2016年、防御率3.01、12勝11敗⇒3億
追記:2017年、防御率2.39 11勝5敗⇒3億5000万円(2年契約)
負け越したり2桁勝利できないシーズンもありましたが、これはいずれも防御率が2点台なのを見ても分かる通り、援護に恵まれなかったのが大きな要因です。
タイトルを複数回取るなどここまで安定して高い成績を残せる投手もなかなかいないですよね。
自身も阪神の投手陣の中で開幕投手に相応しいのは自分だということを毎年言ってますが、こういう成績があるからこその言葉なんでしょうね。
2012年からはずっと180イニング以上投げ、中5日、中4日にも対応してくれていてチームにとってこんなにも使い勝手のいい投手はそうはいません。
2017シーズン、そして今後もこのまま先発の中心として突き進んでほしいですね。
まとめ
日本大好き、阪神大好き、ラーメン大好きなメッセンジャー投手。
36歳という年齢を思わせない投げっぷりですしこれからもまだまだ活躍してくれそうですよね。
日本の野球文化では、エースは必ず日本人!という声がありますが、メッセンジャー投手においてはその概念をなくしても文句はないような気がします。
まぁ、藤浪投手が阪神の絶対的エースに成長するまでは阪神のエースはメッセンジャー投手といって違和感はありません。
阪神ファンとしては、藤浪投手をエースと呼びたいところもあるんでしょうけど、現状を見るとやっぱり阪神のエースはメッセンジャーかなと。
生涯阪神としてやってくれるでしょう!