ロッテの歴代ドラフト1位!
ロッテからドラフト1位指名で入団した選手の活躍した選手と活躍できなかった代表例を厳選してみました。
近年千葉ロッテマリーンズのドラフトは井口監督の意向もあるのか1位指名で高卒の野手を獲得しています。
やはり高卒野手は夢がありますね。化ければ大きいですし一昨年の安田選手や昨年の藤原選手など潜在能力の高い選手は将来への期待が大きいです。
今までの1位指名選手達はチームの重要な戦力となり活躍している選手も多いですね。そんな選手達を紹介していきますので是非ご覧ください!
目次
ロッテの歴代ドラフト1位【活躍】
まずは活躍した選手から紹介していきましょう。
石川歩
2013年ドラフト1位で入団
今年開幕投手を務めたロッテのエース。
1年目から10勝を挙げ、この年の新人王に選ばれたり入団後3年連続で2桁勝利をあげるなどドラフト1位として恥じない成績を残していますね。1番の飛躍の年となった2016年に最多の5完投、3完封をシーズンで記録し、最優秀防御率を獲得しています。
2017年は不調から3勝に終わりましたが翌年には9勝8敗と復調し見事に井口監督の信頼を勝ち取って今シーズンは開幕投手を任されることになりましたね。
総合的な評価としては現在もエースとしての活躍を見せておりドラフト1位という評価にふさわしい活躍ができているのではないでしょうか。
小林雅英
1998年ドラフト1位で入団
日本のみ463登板/36勝34敗/4H/228S/防御率2.93
薮田、藤田、小林のリリーフ勝利の方程式として一世風靡したYFKの一角。幕張の防波堤という異名を取り長年守護神として活躍した選手ですね。
チームへの貢献度は高く1年目から46試合に登板、3年目からは抑えを任され3年連続の30セーブや2005年にはセーブ王のタイトルを獲得するなどメジャー挑戦までの9年間を駆け抜けました。
毎年50試合前後に登板しても故障しない体と精神的なタフネスさはまさに守護神と言うべき姿でしたね。
総合的な評価としては、ロッテで227セーブを挙げ、9年間のロッテ生活で445登板と十分すぎる活躍を見せた小林選手はドラフト1位として相応しい選手でした。
中村奨吾
2014年ドラフト1位で入団
1年目から111試合に出場し打率も年々上昇。
昨年2018は全試合出場を果たしキャリアハイの打率0.284、安打157を記録しブレイク。2019はレギュラー定着を果たしチームの顔として大きな戦力となっていますね。
内外野どこでも守れて、足も速く肩も強く左ピッチャーにも強い隙のない選手でもありチームにとって欠かせない選手です。
総合的な評価としては、ロッテスカウト陣はいい選手をとったなぁという印象が強いですね。近い将来シーズン3割を打つ選手になってくれるでしょう。
荻野貴司
2009年ドラフト1位で入団
1年目から開幕スタメン出場を果たし、当時としては新人外野手として球団25年ぶりの快挙でした。
開幕から46試合で25盗塁という驚異的なペースで盗塁を重ね盗塁王のタイトルに期待もかかりましたが半月板を痛め手術しシーズンを棒に振りました。
その後も怪我に泣かされるシーズンが多く9年間通して全試合出場はありません。しかしその中でも全てのシーズンで2桁盗塁を決め成功率も非常に高い水準をキープしています。20メートル走を走らせれば日本一という評価もあるほどトップスピードに入るのが速いのが成功率を高めている要因ですね。
怪我に泣かされなければとっくに日本を代表する外野手になっています。総合的な評価はドラフト1位の評価に恥じない選手ではありますがシーズン通して怪我なくやって欲しい気持ちはありますね。
西岡剛
2002年ドラフト1位で入団
千葉ロッテマリーンズの元リードオフマン。首位打者や盗塁王のタイトルも獲得しWBCやオリンピックでも活躍した選手ですね。
特に活躍したシーズンは2010年でシーズン692打席は日本記録になっています。
このシーズンでは206安打を放ち打率も0.346と非常に高い数字を残していますね。その後メジャーリーグに挑戦して帰国後阪神に移籍。現在は独立リーグでNPB復帰を目指しています。
総合的な評価としては日本代表に選ばれるほどの選手でしたしタイトルも多く獲得していますからドラフト1位で取ったロッテ首脳陣にはあっぱれをあげたいですね。
大村三郎
1994年ドラフト1位で入団
通算成績1782試合/打率.265/127本塁打/655打点/78盗塁
登録名サブロー。実働22年と長い間ロッテに貢献してきた大村選手。
長打力のある4番が一般的の中サブロー選手は繋ぎの4番として活躍しました。ロッテの優勝にも貢献し、日本シリーズでは優秀選手賞を受賞しましたね。オリンピックの代表時には大村で選手登録され一瞬誰?っていう感じになる程サブローという登録名が浸透していました。
9打席連続安打や2012年にはシーズン最多となる78四球を選ぶなどとにかく塁にいるイメージがありましたね。
総合的な評価としては、22年間で約5ヶ月だけ巨人にいましたがほぼロッテで現役生活を過ごしチームに貢献してくれましたからドラフト1位指名は大成功だったと言えるでしょう。
伊良部秀輝
1987年ドラフト1位で入団
通算成績 日273、米126登板/日72、米34勝日69、35敗/米2H/日11、米16S/防御率日3.55、米5.15
最速158キロ、マーククルーンが159キロを記録するまで当時の最速タイ記録として日本人として1番速いストレートは誰だという議論に必ず上がる選手でした。
最多勝1回、最多奪三振2回、最優秀防御率2回など輝かしい記録を持っていますね。1994年シーズンは16完投を記録しておりタフネスさも持ち合わせた選手でした。
メジャーでも活躍し、日本人初のニューヨークヤンキースと契約を交わしました。ロッテオリオンズの頃からエースとしてロッテで活躍した選手でしたが42歳の若さで2011年にお亡くなりになられています。ご冥福をお祈りします。
総合的な評価としては、多くのタイトルを獲得しチームに貢献してきましたから十分すぎるほどドラフト1位としての仕事はしたでしょう。
村田兆治
1967年ドラフト1位で入団
通算成績604登板/215勝177敗/0H/33S/防御率3.24
マサカリ投法でお馴染み、往年の200勝投手の村田兆治さん。70歳を目前にしても130キロを超えるストレートを投げる姿はまさに鉄人といえるでしょう。
時代もありますが22年間のプロ生活で184完投は圧巻ですね。
特筆すべきは1976年シーズンで、長い指を生かしたフォークボールで21勝を挙げ防御率も1点台と大活躍でした。その裏でノーサインで投げていたため暴投も多く何度もシーズンで1番暴投した投手にもなっています。
総合的な評価としては200勝を挙げ名球会入りを果たし、奪三振も2000を超え球界でも随一の投手でしたから、ドラフト1位での指名は大成功でしょう。
松永昂大
2012年ドラフト1位で入団
1年目から58試合に登板し、ロッテには欠かせないリリーフの松永選手。最速151キロのサウスポーでスライダーが大きな武器です。
6年連続で40試合に登板しているタフネスな投手で通算でも100ホールド以上を挙げています。特に1年目は優秀で防御率2点台と安定した救援を見せていますね。
総合的な評価としてはロッテの苦しい投手事情を支え、毎年安定した数字を残しているところからドラフト1位としての役割を果たしているでしょう。
ロッテの歴代ドラフト1位【失敗】
成功があれば失敗もありということでここからは失敗してしまった選手を紹介します。
木村雄太
2008年ドラフト1位で入団
47登板/1勝6敗/1H/0S/防御率5.24
長身を生かしたストレートを投げる左投手。パリーグの関東圏チームを希望しており、最初ベイスターズから指名を受けていましたがそれを蹴り翌年ロッテから1位指名を受けて入団しました。
目立った活躍もなく現役で挙げた勝利は1勝。主に中継ぎで登板することが多かったですが防御率も安定せず2016年に戦力外通告を受けてトライアウトを受けるもどの球団からも声はかからず引退となりました。
総合的な評価としては、期待が大きくかかるドラフト1位としての活躍はできていなかったですね。
柳田将利
2005年高校生ドラフト1位で入団
打撃センスも溢れる最速146キロの投手。2軍でも目立った成績は残せず1軍登板は無し。その後も投手としては見限られ、打者に転向。しかし右ひじの手術などもあり2008年に戦力外を受けました。
その後は野茂ベースボールクラブへ加入しトライアウトを受けますがNPBへ戻ることはありませんでした。
総合的な評価としては高卒で野球センス溢れる選手でしたから夢はありましたが、結局はロッテが我慢して育てきれなかった部分もありましたね。
服部泰卓
2007年ドラフト1位で入団
73登板/2勝1敗/22H/0S/防御率5.81
2013年リーグ3位になった年51試合に登板しブレイクした投手。チームとしても貴重な左腕でしたが2013年以外は防御率が大崩壊。2013年以前は10点以上、翌年も8点以上と安定感に欠ける選手でしたね。
2015年の引退の年にはイースタンリーグで33試合に登板しましたが一軍登板はなく、シーズン終了後に戦力外通告を受け、そのまま現役を引退しました。
総合的な評価としては、2013年にブレイクを果たしましたがその後が鳴かず飛ばず。ドラフト1位としての期待には答えられなかったですし本人も悔しかったと思います。
藤岡貴裕
2011年ドラフト1位で入団
最速153キロ大学ナンバーワンと言われた能力の高い投手ですね。
1年目から先発として起用され21試合に登板し6勝7敗と1年目としてはまずまずの成績を収めました。しかしその後は最高でも6勝止まり。先発として機能せず中継ぎに回るも2018年に日ハムの岡選手と交換トレード。現在は巨人に移籍しています。
150キロのストレートを持っていましたが、常時は139キロほどでコントロールも大学時代は評価されていましたがプロに入り悪化しました。
総合的な評価としてはドラフト1位にふさわしい能力はありましたがプロの世界は厳しいかったというところですかね。
大嶺祐太
2006年ドラフト1位で入団
プロ10年目、当時のボビーバレンタイン監督がドラフト10日前に大嶺選手の映像を見て急遽1位指名。ホークスと相思相愛だった大嶺選手は一度は入団拒否。しかしバレンタインの説得やキャンプ地を石垣に移すなどの交渉により入団を決めました。
怪我の影響や不調によりプロに13年でシーズン8勝が最多。通算でも28勝止まりとお世辞にも良い成績とは言えないものになっています。
総合的な評価としては、30歳を超え今シーズンは手術も経験しプロ野球選手として岐路に立たされています。10年以上期待されていますがその期待には応えられていないですね。
唐川侑己
2007年ドラフト1位で入団
地元成田高校出身で高校ビッグ3と呼ばれ1年目から期待されていました。1回だけ12勝を挙げるシーズンを経験し覚醒したかに見えましたがその後は1桁勝利に終わる年も多く最近では先発で活躍できず中継ぎに回っていますね。
総合的な評価としては、実力は折り紙つきですがいまいち勝ちきれてない部分もありドラフト1位としては少し物足りない成績となっていますね。
まとめ
以上、ロッテの歴代ドラフト1位選手の活躍・失敗選手をまとめてみました。
活躍した選手は
・タイトルを獲得している。
・長年チームに貢献し、安定した成績を残している。
・チームの顔である(だった)
失敗した選手は
・短期間で解雇。
・目立った活躍なし。
・潜在能力は高い
となりました。
基本的にドラフト1位になった選手はチームの中心として活躍していたり、している選手が多いですね。失敗の選手は残念ですがプロの厳しさを痛感したことでしょう。
いずれにしろ最近指名されたドラフト1位の選手やこれから指名される選手には期待したいですね。