メジャー・日本人選手

今回はメジャーリーグ挑戦で成功を収めた日本人をランキングベスト10してみました。

どこまでが成功なの?

ということで、活躍した期間などいろいろ言いだせばキリがなく、ということに賛否が分かれると思いますが「メジャーで成功した選手」といっても文句がない選手を10人選出してみました。

現役選手(2018年現在)からすでに引退した選手まで取り上げていきますのでどうぞご覧ください!

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1位・イチロー

1位はもちろんイチロー選手ですね。

メジャーリーグデビューから10年連続200本安打、1年目にシーズンMVPと新人王を受賞、2004年にはメジャーリーグ記録となるシーズン262安打、ゴールドグラブ賞10回、オールスター10回、そのほかにもオールスターMVP、盗塁王、首位打者など挙げればきりのない程タイトルや賞、偉業を達成しています。

またメジャーで3000本以上の安打を放っていることもあり、引退後にはメジャーリーグ殿堂入りが確実視されていますね。

2012年にはマリナーズからヤンキースへ移籍しました。

トレードマークとも言える背番号51から31になったことも話題になりましたね。

2015からマリーンズに移籍し2018年には、マリナーズに復帰して熱烈な歓迎を受けました。現在はマリナーズの会長付特別補佐に就任し今期の試合出場は無いとしています。

2019年以降は未定ですね。

50歳まで現役を公言していましたからそこまで頑張って欲しいです。

MLB通算記録(2017シーズン終了時点)
2636試合出場
9885打数3080安打
打率0.312
本塁打117本
780打点
1415得点
509盗塁

2位・松井秀喜

松井秀喜
引用元:http://news.livedoor.com/

2位はミスタージャイアン長嶋茂雄氏の1番弟子であるゴジラこと松井秀樹氏でしょう。

メジャー1年目のシーズン開幕戦では、初打席でレフト前へタイムリーを放ちメジャー初打席初安打初打点を記録していますね。

本拠地ヤンキースタジアムでの開幕戦では、ライトスタンドにニューヨーカー達へのあいさつ代わりの満塁ホームランを放ち鮮烈なデビューを飾りました。

ヤンキースの新人として67年ぶり史上3人目のシーズン100打点も記録しておりチャンスに強い打撃を見せていましたね。ホームランこそ日本にいた時よりは減りましたがシーズン100打点が4回もありチームへの貢献度は高かったです。

2006年に守備で左手首を骨折し、巨人時代から続いた連続試合出場が途切れてしまいましたが翌年ホームラン25本打点103打率0.285と見事に復活しました。

晩年は怪我もありゴジラ松井としては物足りなさを感じましたが、ヤンキースは嫌いだが松井は好きとファンから評価されるなど、メジャーリーグのファンに愛される選手でありました。

ワールドシリーズでMVPになったり、ヤンキースで4番を打つなど日本人をわくわくさせてくれた選手の1人でしたね。

MLB通算記録
1236試合出場
4442打数1253安打
打率0.282
本塁打175本
760打点
656得点
249二塁打

3位・野茂英雄

3位は日本人メジャーリーガーのパイオニア、トルネード投法の野茂英雄選手です。

メジャー1年目で13勝6敗、防御率2.54で236奪三振を記録し完封3はリーグ最多でした。

この年は最多奪三振のタイトルを獲得しています。奪三振率が非常に高く武器は大きく振りかぶり打者に背中を見せるほど体をひねったフォームから放たれる最速95マイルのストレートと切れ味鋭いフォークボールでした。

野茂選手は両リーグでノーヒットノーランを記録しており、これは史上4人目の快挙だったそうです。

またメジャーリーガーの投手として初めてホームランを記録したのも野茂選手でした。メジャーリーグで多くのシーズンを過ごしたドジャース以外の29球団すべてから勝利を挙げており、あとはドジャースから勝利すればメジャーリーグ全球団から勝利という偉業達成目前で引退してしまったのが悔やまれますね。

MLB通算記録
323登板
123勝109敗
勝率0.530
投球回数1976回1/3
奪三振1918
防御率4.24

4位・黒田博樹

黒田博樹
引用元:https://sports.yahoo.co.jp/

4位は元ヤンキース、年俸20億を蹴り広島カープに帰ってきた男・黒田博樹氏です。

2016年に広島カープの25年ぶりの優勝に貢献した黒田氏は同年に惜しまれながら引退しました。広島は黒田氏の背番号15を永久欠番にすると表明していますね。

そんな黒田氏ですが、2008年にFAでメジャーリーグのロサンゼルスドジャースに移籍しています。

メジャーデビューの試合では勝利を挙げていますね。同年6月には完封勝利も挙げています。

2009年には日本人3人目となる開幕投手も務めていますね。

メジャーでは3年目から5年連続の2桁勝利勝利を挙げており特にヤンキース時代にはエース並みの活躍をしていました。

メジャー最終年には、古巣のドジャースやパドレスからオファーがあり特にパドレスは当時の日本円で約20億の年俸を提示してきましたが、それを蹴って広島に復帰するという男気を見せてくれましたね。

メジャーでも存在感を示した選手の1人だと思います。

MLB通算記録
212登板
79勝79敗
投球回数1319回
5完封
勝率0.500
986奪三振

5位・大谷翔平

5位は今を時めく二刀流、オオタニサンの愛称でおなじみ大谷翔平選手です。

メジャーでは、大谷選手の試合出場時を『ショー・タイム』と呼んで親しんでいるようですね。

1年目からメジャーでこれだけ愛されて注目されている日本人は大谷選手が歴代で1番ではないでしょうか。

メジャーリーグ初打席は初球をとらえ初打席初球初安打とファンを沸かせました。本拠地での開幕戦ではメジャー初ホームランを放ち、そこから3試合連続でのホームランを記録していますね。

投手としても最速101マイルのストレートと140キロを超える球速で落ちるスプリットや球速差の大きいカーブ、切れ味抜群のスライダーなどすべてのボールがメジャーのバッターに通用することを証明しています。

ベーブルース以来の2ケタホームランと2ケタ勝利に期待がかかる大谷選手ですが、オールスター出場の可能性も高く1試合しかないためDH制をとっているオールスターゲームでは大谷選手の二刀流が見られなくなってしまうため、特別ルールの設置も考えられているようです。

メジャーの歴史に名を刻むような選手になるであろう大谷選手はとても夢があり、わくわくさせてくれる選手ですね。

6位・前田健太

6位はマエケンの愛称でお馴染みのロサンゼルスドジャースの前田健太選手です。

メジャーの強打者たちをモノともしないピッチングにはあっぱれをあげたいくらいですね。

年俸も多額の出来高で話題になっています。2016年に広島からドジャースへ移籍した前田選手は、2016、2017年と安定したピッチングで2年連続の2桁勝利を挙げていますね。

2017年にはワールドシリーズで中継ぎとして4試合に登板し、アルトゥーベに食らったスリーラン以外は無失点に抑えるという好投を見せましたがチームは3勝4敗で世界一を逃しています。

自身初の代走出場やこれまた自身初の代打起用もありメジャーでは刺激の多い野球ができているのではないでしょうか。メジャー初試合でホームランを放つなど何かとやってくれる前田選手には今後も期待しましょう。

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7位・上原浩治

上原浩治
引用元:https://victorysportsnews.com/

7位は2013年レッドソックスでワールドシリーズ優勝に貢献した上原選手。

日本では先発として活躍していましたが、繊細なコントロールでカウントも空振りも取れるスプリットを武器にメジャーではセットアッパー、クローザーとして活躍していました。

2009年に巨人からオリオールズへ移籍し始めは先発として登板していましたね。翌年から主にクローザーを任され、2011年は新たなクローザーの加入によりセットアッパーに回されることになりました。

上原選手がこの時記録した連続無四球36試合はMLB歴代3位の記録になっています。2010年には43試合登板、11年には65試合、12年には37試合で登板し10年からは2年連続で防御率2点台、12年には防御率1.75と安定した成績を残し、高い評価で2013年にレッドソックスへ移籍しました。

2013年のレッドソックスでは、26試合連続無失点や34人連続アウトなどワールドシリーズ優勝につながる活躍を見せました。ちなみにワールドシリーズチャンピオンで胴上げ投手にもなっています。

しびれる場面での登板や、メジャーの強打者を三振に取る姿は私たちに勇気を与えてくれましたね。

MLB通算記録
登板数463
22勝26敗95セーブ81ホールド
投球回数437回2/3
奪三振572
防御率2.66

8位・ダルビッシュ有

ダルビッシュ
引用元:http://news.livedoor.com/

8位はツイッターなどで何かと騒がせたり、独特な持論で有名なダルビッシュ選手です。

平均球速150キロ、最速159キロの剛速球に加えスライダー、カットボール、ツーシーム、カーブ、スローカーブ、スプリット、チェンジアップとパワプロかと言いたくなるような多彩な変化球を持っています。

2012年に日ハムからレンジャーズに移籍し1年目からいきなり16勝を挙げる活躍を見せていますね。

そこから3年連続での2桁勝利も挙げています。2013年には9回ツーアウトまで完全試合をしていて27人目のバッターにセンター前を打たれる元西武、西口氏のようなピッチングで観客を魅了しました。

ちなみに2014年にも9回ツーアウトからノーヒットノーランを逃しやはり西口氏に通ずるものがあると感じてしまいました。

2017年にはメジャー最速の1000奪三振を達成しておりこれからも大記録更新などの偉業をやってくれるのではないかという期待感がある選手の1人ですね。

9位・田中将大

田中将大
引用元:http://masahiro-tanaka.jp/

9位はももクロ大好き、モモノフ兼ヤンキースの田中将大選手です。

楽天時代には、野村元監督にマー君神の子不思議な子と評価されたり、開幕からシーズン負けなしの24連勝を記録するなど日本が小さく見えるような活躍をし2014年に総額1億5500万ドルの7年契約でヤンキースへと移籍しました。

1年目から4年連続で2ケタ勝利を挙げておりメジャーでも安定した活躍を見せていますね。

16試合連続のクオリティスタートを記録したり、2016年には、最優秀防御率で1位と僅差の3位になるなど非常に計算できる投手として活躍しています。

話題性としては最近では大谷選手に大きく負けていますが実力実績はメジャーでも胸を張れるものだと思います。これからもヤンキースのエースとして頑張ってほしいです。

10位・青木宣親

10位は2018年にニューヨークメッツからヤクルトへ移籍し日本球界復帰を果たした青木宣親選手。

2012年にブルワーズに移籍しメジャーデビューを果たした1年目は、打率0.288、150安打ホームラン10本盗塁30個と新人王に迫る活躍を見せました。(投票では5位)

翌年には自身メジャー最多となる171安打を記録しており1年目から5年連続の100安打以上を記録していますね。

メジャーでは7球団を渡り歩きなかなか1つのチームに定着することはできませんでしたが打率はほぼすべての年で0.280を超えておりそこまで悪い成績ではなかったと思います。

守備に少し難があり、長打率も低かったためメジャーでは少し使いずらい選手だったのかもしれませんね。しかし成績自体は立派なもので年齢が高くなってきたのでメジャーでの出場が難しくなってしまったのでしょう。

MLB通算成績
2716打数774安打
本塁打33本
盗塁98
打率0.285
得点377
打点219

まとめ

いかがでしたか?

メジャーに挑戦した日本人はやはり圧倒的に投手の成功率が高くなります。

野手でいうとイチロー・松井秀喜が2大選手となりますが、どちらも外野手です。

特に内野手でメジャーで成功する選手はほぼいないのも現状ですよね。

成功した失敗だったなど賛否両論あると思いますが、野球人であれば誰もが憧れる最高峰のメジャーリーグに挑戦している日本人を見ているとワクワクしますよね!

そんなワクワクさせてくれた選手に感謝し、ワクワクさせてくれる現役の選手をこれからも応援しましょう!