プロ野球背番号・永久欠番

プロ野球背番号の永久欠番!

今回は日本プロ野球の永久欠番についてまとめていきます。

永久欠番とは各球団で偉大な功績を残した選手を称えてその選手がつけていた背番号は今後他の選手につける事が許されていない番号ですが、各球団どのような番号が永久欠番なのでしょうか?

今回は永久欠番に加えて各球団の特別な背番号もまとめていきます。

それではご覧ください!

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プロ野球背番号【巨人の永久欠番】

巨人の永久欠番⇒「1」「3」「4」「14」「16」「36」

まずは球界の盟主巨人ですが、その永久欠番の数は6つと圧倒的な多さ。

1番は言わずと知れた世界のホームラン王、王貞治さんの番号で巨人の監督就任時もつけていました。

3番は日本にプロ野球という文化を大衆化させた立役者といっても過言では無い当時は絶大な人気とカリスマ性を誇った長嶋茂雄さんの番号で、王さんと同様監督時もつけていました。

4番は日本球界初の永久欠番となった黒沢俊夫さんの番号で、同じく最初の永久欠番の14番は沢村賞の元となった沢村栄治さんの番号であり、2人は第二次世界大戦で戦死した際に当時の選手達の提案で永久欠番となりました。

16番は現役時代は日本初の2000本安打を達成し、巨人V9時代の指揮官であった打撃の神様こと川上哲治さんの番号、16番は日本唯一の400勝投手の金田正一さんの番号です。

球界の盟主だけあってどの選手も日本プロ野球史に名を刻む名選手達であり今後破られない記録という意味でも永久欠番としてもふさわしい選手が多数いますね。

プロ野球背番号【阪神の永久欠番】

阪神の永久欠番⇒「10」「11」「23」

巨人に次ぐ多さの3つの番号が永久欠番となっている阪神。

10番は日本初の本塁打王であり戦後の日本プロ野球黎明期1の強打者と言われた長い物干し竿と呼ばれたバットで有名な藤村富美男さんの番号で阪神では10番をつけたのは藤村さんだけであり、これは唯一の事例となります。

11番はセ・リーグ通算防御率記録や三度の沢村賞獲得とザトペック投法で有名な60年代の阪神の大エースの村山実さん、23番は90年代後半に監督を務めたことからやや馴染みのある方もいる60年代の正遊撃手であり、俊足巧打堅守の三拍子揃った名選手の吉田義男さんの番号となります。

阪神では突出した実績を持った選手が永久欠番となっています。

プロ野球背番号【広島カープの永久欠番】

広島カープの永久欠番⇒「3」「8」「15」

3番は日本での最多連続出場記録を持つ鉄人、衣笠祥雄さんの番号。8番は18年に渡って広島で活躍し、500本塁打王を達成しミスター赤ヘルと呼ばれた山本浩二さん、15番は2000年代の広島のエースであり、メジャーリーガーとして大活躍した後、日本に復帰して優勝に貢献した黒田博樹さんのとなっています。

解説で長らく活躍していきた衣笠さん、WBCで監督を務めた山本浩二さん、つい最近まで現役選手だった黒田さんと馴染みの多い選手が多いのではないでしょうか。

プロ野球背番号【中日の永久欠番】

中日の永久欠番⇒「10」「15」

中日の永久欠番は2つあり、1つはプロ野球黎明期の中日を支えた捕手、投手、三塁手をこなした服部受弘さんの番号である10番、もう1つは投手として20勝、打者として40本塁打を達成した初代ミスタードラゴンズの西沢道夫さんの番号の15番があります。

両者とも戦後直後のプロ野球で突出した実績を残した選手であることは間違いないのですが、球団史の杉下さん曰くこの永久欠番は2人を引退させる為の妥協点であったと言われています。

プロ野球背番号【日本ハムの永久欠番】

日本ハムの永久欠番⇒「100」

日本ハムの永久欠番は少し変わっていて現在は育成選手が着ける3桁の番号が永久欠番となっています。

この永久欠番は前身の東映フライヤーズ時代が優勝した際のオーナーがつけていた番号であり、当時はユニフォームを着用してパレードに参加し映画まで製作されたそうです。

この番号は日本ハムになってからはマスコットが使用していて、球団としては永久欠番は制定しないと公言していて実質的には永久欠番が無い球団と言えます。

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プロ野球背番号【西武の永久欠番】

西武の永久欠番⇒「24」

西武の永久欠番は西鉄時代に連投、完投を重ね圧倒的な個人成績を残してきたことから鉄腕と呼ばれた稲尾和久さんの24番があります。

この24番は稲尾さんが現役を引退した際には有望な選手につけて欲しいと永久欠番の打診を受けたものの固辞した為永久欠番とはならず、秋山幸二さんらといった野手の主力選手でもつけていた番号でした。

そんな中稲尾さん生誕75周年を記念して球団が永久欠番と制定しました。

永久欠番のなかでは少し異例だといえます。

プロ野球背番号【楽天の永久欠番】

楽天の永久欠番⇒「10」「77」

楽天の10番は10人目の選手であるファンの番号ということでサブメンバーを表すということで球団発足時に永久欠番となっている着用者が1人もいない永久欠番となっています。

77番はチームを初の日本一に導いた闘将星野仙一さんの番号であり、2018年に逝去した際に三木谷オーナーの意向で欠番になった番号であり、これも監督のみでの永久欠番という意味では初の永久欠番となります。

永久欠番じゃないけど各球団の特別な背番号

巨人の「55」
巨人の55番といえば元メジャリーガーの松井秀喜さんの番号となります。

松井さんの退団以来空き番号でしたが、期待のドラ1として入団してきた現日本ハムの大田泰示選手かつけていました。

その後は大田選手の背番号の変更もあり空き番号でありますが本人が永久欠番にする事を断った為今後の55番の扱い方には注目が集まります。

阪神の「6」「31」
阪神の6番は2018シーズンまで監督としてもつけていた金本知憲さんの番号です。

連続フルイニング出場の日本記録保持者の金本さんが引退する時に永久欠番が打診されましたが実現はしませんでした。

31番は80年代阪神主軸のミスタータイガースの掛布雅之さんの番号で、本人の現役引退後は多くの選手が着用していましたが、掛布さんがコーチとして現場復帰した際には再び31番を使用し、現在は空き番号となっています。

相応しい選手の台頭で与えられるものであると言われています。

広島カープの「1」「7」「9」「20」「25」
カープのこれらの番号は相応しい選手が出てきたら継承といった形をとっていて1番の前田智徳さんの番号は2019年よりカープのリーグ3連覇の主軸を担った鈴木誠也選手が使用し、7番は監督も務めた野村謙二郎さんの番号であり、堂林翔太選手が使用。

9番は現監督の緒方孝市監督の番号で、丸佳浩選手に受け継がれましたが、巨人に移籍してしまう為今後は再び空き番号となり、20番は少し時代は遡り80年代広島のエースの北別府学さんの番号であり、2000年代の広島のクローザーであり現在も現役を続けている永川勝浩投手がつけています。

25番は2018シーズンで引退する新井貴浩選手の番号であり、相応しい選手の台頭まで欠番になることが表明されています。

ヤクルトの「1」「6」「8」「27」
ヤクルトの1番は若松勉さんから歴代のミスタースワローズの選手が使用していて、過去には池山隆寛さん、岩村明憲さん、青木宣親選手、山田哲人選手と各世代のヤクルトの主力野手が使用する番号となっています。

6番は現ヘッドコーチの宮本慎也コーチの番号、8番は70年代主軸の大杉勝男さんの番号ですが明確な使用の条件等は特に無いようです。

27番は古田敦也さんの番号で名誉番号ということで、本人が認めた捕手が現れるまでは欠番となるようです。

DeNAの「18」
長い歴史のなかで欠番の無い球団でしたが、90年代2000年代のエースであり続けた三浦大輔現投手コーチの引退時には横浜ナンバーとして準永久欠番のような形で制定。投手コーチとして復帰した為三浦コーチが現在は使用しています。

ソフトバンクの「9」「15」「30」「89」「90」
9番は2000年代の中軸を務め、日本代表監督も務めた小久保裕紀さんの番号で、引退後はしばらく欠番となっていましたが現在は柳田悠岐選手が使用し、15番は炎の中継ぎとして1999年にチーム初の日本一に貢献した藤井将雄さんの番号であり、2000年に現役のまま病死してしまってからは明確に永久欠番とはなっていませんが欠番となっています。

30番は初代ミスターホークスの鶴岡一人さんの番号、89番はホークス監督時代の王貞治さんの番号であり、秋山幸二さんへの継承も検討されましたが実現しなかったです。

90番は漫画「あぶさん」に登場する景浦安武というキャラクターの番号であり欠番でしたが、連載の終了後には、スアレス投手が使用し欠番ではなくなった模様です。

西武の「3」「6」「27」「89」
西武の3番、6番、27番は相応しい選手が出てきたら受け継がれる番号であり、大下弘さん、中西太さん、伊東勤さんの番号であり既に継承する選手が登場している為欠番では無いが重みのある番号として扱われています。

89番は2017シーズン中に急逝してしまった投手コーチの森慎二さんの番号であり今後の番号の扱いについては未定のようです。

日本ハムの「11」
日本ハムの11番は日本のエース、ダルビッシュ有選手がつけていた番号であり、退団後は欠番になっていましたが、大谷翔平選手が使用。2000年代になりチームのエースナンバーとなりました。

オリックスの「3」「7」「51」
3番、7番は共に阪急時代の名選手、長池徳士、福本豊さんの番号ですが、後につけている選手がいる為現在は欠番ではないようです。

51番は日本を代表する野球選手、イチロー選手のオリックス時代の番号であり、今後欠番になる可能性が高い番号といえます。

ロッテの「8」「26」「29」
8番はミスターロッテと呼ばれた有藤通世さんの番号でしばらく欠番でしたが球団の千葉移転により、欠番ではなくなり現在では中村奨吾選手が使用しています。

26番は楽天のようにベンチ入りメンバー25人に対しての26番目の選手という位置付けでファンナンバーとしています。

29番はマサカリ投法で有名な村田兆治さんの番号でありますが、本人のロッテではないダイエーの投手コーチ就任を受け、欠番ではなくなり多くの選手が使用することになりました。

プロ野球背番号の永久欠番のまとめ

ここまで各球団の永久欠番と各球団の特別な背番号についてまとめてきましたがいかがでしたでしょうか。

各球団ごとに様々なタイプの永久欠番や特殊な番号がありますが、知っていると背番号決定にニュース等が面白くなる事間違いなし!

一度好きな球団の背番号の変遷を調べてみるのも面白いかもしれませんね!!