かつてキャスター職が天職だと言っていた、日本ハムファイターズの
栗山英樹監督
じつにメッセージの伝え方を心得ている監督ではないでしょうか。
栗山監督は「伝えるには命を削る覚悟がいる」、「感覚を言語化する」などなど、仕草を含めたちょっとした言葉のやりとり、心のつながりを何よりも重視します。
そして、糸井嘉男選手、陽岱鋼選手、中田翔選手、西川遥輝選手といった個が強くアクのある選手らを采配し、すでに名将の地位を獲得したといっても過言ではないかもしれません。
そんな栗山英樹監督の解任の噂、結婚歴や現役時代についてあれこれ迫っていきます!
栗山英樹は2017で解任?
栗山監督は、日本ハムの監督就任1年目の2012年にリーグ優勝を経験しています。
翌2013年にチームはまさかの最下位となってしまいますが、2016年は15連勝を含む猛追撃でもって奇跡の逆転優勝を果たし、監督自身初となる日本一のタイトルも獲得。
とくれば、名実ともに名将としての地位を不動のものにしたといってもいいはず。
にもかかわらず、2017年の今、栗山監督の解任の噂が後を絶たない状況だったりします。
実際に、解任されるといった報道や、球団から解任をほのめかす内容の発言があったという情報などは一切ありません。
それでも解任の噂がちらほら散見される原因は、やはり交流戦を終えたばかりの2017年6月現在、日本ハムは借金10を抱え、リーグ5位に甘んじているためと思われます。
やはり2016年の逆転優勝~日本一とのギャップが大きすぎるんでしょうね。
それに、大谷翔平選手に無理させて怪我を招く結果となってしまったことも含めて、栗山監督の指導力に疑問を呈する方も少なくないのかもしれません。
栗山監督は元来、日本のプロ野球の監督としては、中継ぎ投手陣の起用がやや多めという以外は、じつにオーソドックスな戦術を好む傾向があります。
2番打者は非力で小技のできるタイプを置きたがるし、4番打者に対するこだわりは強いし、俊足ながら選球眼のよくない大田泰示選手をトップバッターで起用するし、否定的だったはずの送りバントをよくするし。
しかし、栗山監督の真価は、そういった戦術家としての側面ではなく、モチベーターとしてこそ発揮されるのではないでしょうか。
技巧がかった言動などを駆使し、選手個人のいいところを引き出したり、最後まで諦めない強い気持ちを引き出す、新手のマジシャン。
解任というネガティブな噂を吹き飛ばすためにも、今後のマジシャンっぷり、いや、栗山監督の指導者としての真価が問われそうですね!
栗山監督の契約は2017年までとなりますので、実質的に2017シーズンまでの任期となった場合は解任という形にはなりませんが、やはりこのままBクラスでシーズンを終えてしまうと当然のように契約延長はありません。
チーム状況が悪い状態で任期が終わる=解任、という雰囲気から避けることはできませんので、、、
うーん、、栗山監督は2017年までになりそうですね。
独身の理由って?結婚歴はあるの?
栗山監督は、1961年生まれの現在56歳。
四捨五入すると60ですが、そんなふうにはまったく見えないぐらいまだまだ若々しいですよね。
なのに栗山監督は、独身を貫いていて結婚歴もありません。
結婚しててもよさそうなものですが、独身である理由が何かあったりするんでしょうか。
以前、イチロー選手の奥さんである福島弓子さんと交際していて、両者の仲は、結婚寸前まで進んでいたそうです。
その他にも元テニスプレイヤーの伊達公子さん、新しいところでは、なんと石原さとみさんとも交際の噂などが流れたこともあります。
しかし、いずれも結婚には至っていません。
過去の交際が原因で、自分には結婚は不向きと判断したのか、一人でいるのが好きなのか、仕事に集中したいからなのか。
実際、栗山監督が独身であり続ける理由はわかりません。
単純に、結婚願望がなくなってしまっているのかもしれないですしね。
いずれにせよ結婚の可能性は、年齢などを考えると可能性が高いとはいいがたいでしょう。
でも、イケメンですからね。見た目も若いですし。
収入面や、社会的なステータスも申し分ありません。
可能性は高くないものの、数年後にあっと驚くような結婚発表が、栗山監督からなされるってことも、ひょっとしたらあるかもしれませんよね!
まあ、ないでしょうけど。
現役時代について
現在は日本ハムで監督としての地位を確固たるものとしている栗山監督ですが、プロ野球選手としての現役時代は苦難の連続でした。
大学在学中、教職かプロ野球か、どちらの道へ進むべきか悩み抜いた末、家族の反対を押し切るかたちで後者を選択。
プロチームの入団テストを受けたのち、ヤクルトスワローズにドラフト外で入団することになりました。
しかし1年目の1984年は、プロのレベルの高さに思い悩み、出場試合数も2試合にとどまりました。
そして2年目には、難病のメニエール病を突然発症してしまいます。
以後、栗山監督の現役時代は、病と闘いながら選手生活を送ることに。
それでも病にめげることなく、3年目の1986年には俊足を生かすためスイッチヒッターに転向し、規定打席未到達ながら打率.301という数字を残すなど能力は確かだったんでしょう。
最終的には病が原因で、現役生活7年という短命で選手生活を終えるのですが、それでも当時は珍しかったスマートな感のイケメンっぷりや、練習に取り組む姿勢、野村監督との確執の噂など、非常に印象に残る選手といえるのではないでしょうか。
プロ通算7年の栗山監督の通算成績はこんな感じです。
494試合:打率.279/7本塁打/67打点/23盗塁/OPS.649
長距離打者ではありませんので、この短い期間として考えるならそこそこの成績は残していますね。
ただ、栗山監督の現役時代の成績でひとつ気になる点があるとすれば、やはりフォアボールの圧倒的な少なさではないでしょうか。
規定打席に達した1989年ですらフォアボール17個ですからね。めちゃくちゃ少ないです。
じつをいうと、今の日本ハム打撃陣の主軸には西川選手をはじめ、田中賢介選手、中島卓也選手、近藤健介選手など、選球眼に優れた選手が並びます。
だからなんだと言われたら返しようもないですが、ちょっと不思議な対比ではありますよね。
まとめ
以上、栗山監督について、いくつかの角度から切り込んでいきました。
名監督と呼ばれながらも、チームの不振による解任騒動。
しかし、それでも2016年の逆転優勝という奇跡の記憶は、いまだ色あせていないはずです。
選手を思い、伝えるべきことをきちんと伝え、ときには公の場で涙を見せてチームを鼓舞する栗山監督の姿は、メッセージ性の強いものであり、新しい時代に対応した監督像なのかもしれません。
苦境から脱するために、いかにしてチームを再建するのか。
苦しい状況であるからこそ、栗山監督率いる日本ハムは、最後まで諦めることなく、ただ愚直に優勝を目指していると思います。
夏本番を前にして、日本ハムの快進撃が始まるはず。そう信じたいですね!