日本ハム・FA

今回は

日本ハムのFA取得選手

の動向について見ていきます。

2017年ペナントレースが終了して首位と30ゲーム差以上離され5位という悔しい1年に終わった北海道日本ハムファイターズ。

2016年の日本一から一転ですね。

球界初の4割打者を目指した近藤健介選手、二刀流の大谷翔平選手など主力が怪我で離脱するなど苦しい戦いを強いられました。

しかも、日本ハムは大谷選手のメジャー移籍の他にも中田翔選手、増井浩俊投手、宮西尚生投手、大野奨太といった主力4選手がFA権をすでに取得しており、最悪5選手が放出する可能性も出てきてるわけです。

全員が移籍って考えにくいですが、去る者追わずの日本ハムなだけに可能性はありますよね。

というわけで今回は日本ハムのFA権取得選手の行使の可能性について触れて見たいと思います。

ご覧ください!

スポンサーリンク

中田翔

中田翔・FA
まずは中田翔選手。

かつて甲子園を沸かせた怪物は今や日の丸を背負うスラッガーになりました。10年目の2017年はWBCで開幕しました。主に5番打者として4強に貢献しましたね。

しかし、2017シーズンは不調に苦しみます。

打率はプロ入り後自信ワーストの.216で、本人もこだわっている打点ではレギュラー定着後最も少なくなりました。

そして2017オフ国内FAを取得。巨人や阪神が獲得に乗り出すと噂されているほか、中田選手の地元・広島も可能性はあります。

中田選手といえば日本ハムでは日本人最高年俸の2億8000万円。残留に向けてはさらに上乗せが必要となることからチームとしても放出せざるを得ない選手なのではないでしょうか?

ただ2017年の中田選手の成績を見ると獲得に乗り出すチームは無いとも取れます。

以前は阪神が濃厚という噂もありましたが、金本監督が生え抜き若手野手の育成を勧めていて、巨人は実績のあるホークス松田選手を狙っています。

広島も若き大砲鈴木誠也選手が売り出し中ですから、FA移籍の可能性は薄いと思います。

となると気になるのが日本ハムの対応です。

獲得に乗り出す球団が無ければ成績不振の中田選手にダウンを突きつけるでしょう。

ただ、主砲としてチームを支えてきたことから大幅なダウンは無いとも読めます。

中田選手本人は以前、「アメリカにも行ってみたい」とあくまで自分の力を試すためにメジャー行きもありだと話していて、
最終的には生まれ育った関西の地でプレーしたいと考えているようです。

そのビジョンを現実的なものにするためにも、FA権を行使せず残留して結果を残すことが最優先でしょう。

追記:残留

増井浩俊

増井浩俊・FA
先発・中継ぎ・抑えとどのポジションでも結果を残している増井浩俊投手。

2016年にはシーズン後半に抑えから先発に転向すると10勝10セーブという対応力の高さを見せたほか1完封含む2完投でポテンシャルの高さを発揮。

WBCメンバーとしても活躍した2017年は再び抑えで勝負。5位に沈んだチームで防御率2.39、6勝1敗27セーブと抜群の成績を残しました。

2017年に国内FA権を取得しましたが、行使すれば争奪戦は必須でしょう。

特に興味を示しているのは巨人で安定しないリリーフ陣にメス入れするほか、先発としての能力の高さも評価されています。

ただ、本人は「日本ハムと話してから」としていて、大谷投手が抜けると投手最高俸となる増井投手にどんな条件を提示するのか注目が集まりますね。

追記:オリックスに移籍

CHECK!増井浩俊がFA行使なら移籍先球団はどこ?残留の可能性についても! 

宮西尚生

宮西尚生・FA
入団から貴重な左のリリーバーとして活躍する宮西尚生投手。2017年は侍JAPANのブルペンを支える存在でした。

シーズンに入って打たれるシーンも多く見られたものの、入団から10年連続で50試合以上登板を果たしオフに海外FA権を取得します。

リリーフ一筋の宮西投手。貴重な左腕だけに行使すれば獲得に乗り出す球団も多いでしょう。

国内では巨人か興味を示しているほか、左の中継ぎ不足の阪神も獲得の可能性はありそうてす。

また、宮西投手の評価は国内球団に留まりません。

WBC時には、2016年ワールドシリーズ覇者のカブス・マダン監督は印象に残った選手として宮西投手の名を挙げました。

その評価通り、宮西投手はWBCで躍動。

変則的な左腕は各国のスラッガーをきりきり舞いさせていました。

日本ハムも交渉に臨むと思いますが、大舞台で結果を残し、やれる自信がついた宮西投手を引き留めるのは至難だと思われます。

追記:残留

大野奨太

大野奨太・FA
ルーキーイヤーから1軍で活躍している大野奨太選手は2017年海外FA権を取得しました。

しかし、2017シーズンは右肘の張りや清水優心選手、市川友也選手といった若手捕手の台頭もあり出場は83試合に留まりました。

これまで3度のリーグ優勝を経験している大野選手。2015年に国内FA権を取得するも行使せず2年契約を結ぶと2016年は正捕手として日本一に大きく貢献しました。

ただ2017年に出場機会が激減していることからFA権行使が噂されています。

気になる移籍先として最有力なのが中日。
大野選手は岐阜出身ということもあり、元々中日ファンの中でも一目置かれている存在です。

谷繁選手引退以降、正捕手が定まらない中日は5年連続Bクラスに沈んでいますので、巻き返しのためにも正捕手、特に若手投手を引っ張っていける実績のある選手が必要となるでしょう。

出場機会を求める大野選手と中日の条件が合えば移籍は大いにあり得ますね。

追記:中日に移籍

まとめ

ここまで、日本ハムでFA権を取得した選手についてまとめてみました。

日本ハムはFAで獲得しない、FA宣言した選手を追わない。という流れになってますが、今回はどうなるんでしょうね。

日本ハムのFA戦線に至っては大野選手以外はほぼ白紙といっても良いでしょう。

特に中田選手は2017年の成績が酷かったため、余裕がある球団が調査をする程度なのかと思います。

増井投手に関しては先発もリリーフも出来るため、どの役割を必要とされるのかによって本人の気持ちも変わるでしょうね。

個人的には先発能力を高く評価していますが、本人としてはリリーフの方が好ましいのかなという印象があります。

宮西投手は、ぜひともメジャーの強打者を相手に投げる姿を見てみたいですね。
同じく左のリリーバーだった岡島秀樹投手以上の活躍も期待できるでしょう。

いずれにせよ各選手の動向から目が離せませんね。