ソフトバンクホークス次期監督候補

工藤公康監督が就任して2018で4シーズン目を迎えたソフトバンクホークス。

2015年 リーグ優勝、日本一
2016年 シーズン2位、CS敗退
2017年 リーグ優勝、日本一

と3年間すべてAクラス、二度の日本一は素晴らしい成績です。

ただ、2018シーズンの戦いぶりは怪我人が相次ぎ苦しい部分もありますが、それでも選手起用や投手交代などの采配面に対して疑問も抱くファンも多く解任という言葉も飛び交っていますよね。

そこで、工藤監督の後任となるホークス監督は誰なのか?

ソフトバンクホークス次期監督候補をまとめていきます!

それではご覧ください!

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秋山幸二

2009年から2014年まで6シーズンホークスの監督を務めた秋山幸二氏。

6シーズンで3度のリーグ優勝、2度の日本一を達成。

Bクラスは2013年の4位のみと安定した成績を残していました。

2014年は日本一になったにも関わらず監督を辞任し波紋を呼びましたよね。

秋山幸二といえば、西武ライオンズの黄金時代を支えた名外野手。

特に有名だったのは本塁打を打った後にホームベース手前で見せるバク宙のパフォーマンスですよね。

本塁打王1回、盗塁王1回、1986年から1993年まで8年連続でベストナインに選ばれるなど、走攻守三拍子揃ったスーパープレイヤーです。

1993オフに大型トレードでダイエーに移籍すると、2000年には通算2000試合目で2000本安打を達成しました。

当時チームには後に常勝軍団を築く、小久保裕紀、井口資仁、城島健司、松中信彦らがいて、チームリーダーとして背中で引っ張ってきました。

小久保氏は当時の秋山選手に対する印象を

「常にプロ意識を持っていた。『できないのは選手が悪い、プロならできて当たり前』という考え方。決して言い訳をしない。その姿勢と意識の高さを学んできた」

と述べ、

松中氏は

「秋山さんはプレーで示してくださる方。秋山さんのプレーからは、チームを引っ張るには、ああいうプレーが必要なんだと、感じた」

と語っています。

また、2017に引退した川崎宗則は

「何も語らない人だった。その代わりに、いつも球場にいた」

と著書に記しています。

寡黙で男らしい選手像が伺えますよね。

そんな秋山氏は監督としても非常に責任感が強く、2013年に4位となってしまったことに強く責任を感じて退任を考えたそうです。

また、当時は大型補強も盛んに行われたことから、勝てて当然、勝てなきゃ監督が悪い。

というプレッシャーもあったはずですよね。

しかし、監督退任後は解説者として素晴らしい活躍をしていますし野球の見方やコメントは適切。

まさに指揮官目線で仕事されている印象です。

秋山氏が育てた松田や内川らベテラン選手が調子を落とし、後継者が欲しいホークスにとって若鷹を鼓舞させることができる知将の秋山監督の復帰を待ち望むファンも多いのでは?

小久保裕紀

常勝ホークスの4番打者としてチームを引っ張ってきた小久保裕紀。

19年のキャリアで意外にも本塁打王を獲得したのは一度でしたが、それでも通算2041本の安打を放ち413本ものアーチを描いてきました。

リーダーシップのある選手で、ソフトバンクと巨人両方でチームの主将も務めました。

また、2012年の引退試合ではオリックスの西勇輝にノーヒットノーランされたのも有名な話ですよね。

そして2013年には指導歴が無いにも関わらず、責任感と指導力を買われ日本代表の監督に就任。

2017年まで4年間チームを率いました。

指揮官としては2015年のプレミア12を一次ラウンド5戦全勝で通過し、準決勝まで駒を進めたものの、準決勝の韓国戦で最終回に3点差をひっくり返されて敗退し優勝を逃しました。

その試合は先発の大谷翔平が7回まで1安打11奪三振で二塁を踏ませない圧巻のピッチング。

球数も余裕がありましたが、8回に則本昂大にスイッチ。

則本は8回を無失点に抑えましたが、9回に3連打を浴び1失点で松井裕樹に交代。

しかし、松井は無死満塁から押し出し四球で2-3と1点差に迫られ堪らず増井浩俊をマウンドへ。

しかし、李大浩に逆転タイムリーを浴び3点差をひっくり返されました。

この試合に対して

「あの継投はなんだ」「大谷を替える必要があったのか」

などと批判が殺到。

また、山崎康晃や牧田和久などを抑えとして使わなかったことも非難されましたね。
解説陣も小久保監督に対してかなり厳しいコメントをしていた印象です。

批判の声はやまぬまま、2017年のWBCも準決勝で敗退し監督を退任。

全試合4番を打った筒香嘉智は

「小久保監督のためなら頑張ろうと思えるような素晴らしい監督だった。国を背負って戦うことができて光栄だった」

とコメントしていて選手からは信頼される監督だったと感じられます。

まずはコーチから!という声もあるかと思いますが、小久保裕紀が指導者としてホークスに復帰するのはファンの願いですよね。

藤本博史

口の上のヒゲがトレードマークの藤本博史コーチ。

南海からダイエー時代にホークスでプレーし、逆方向へ強い打球を打てる打撃が持ち味の選手でした。

個人タイトルは獲ったことがありませんが、1990年にはサイクルヒットを達成しています。

2011年からソフトバンクホークスの打撃コーチに就任すると、現在は一軍打撃コーチとしてチームを支えています。

豪快なフルスイングが持ち味の柳田悠岐をブレイクさせたのも藤本コーチと言われていて、当てるのではなく、振り抜くという指導を徹底しています。

ホークスのチーム本塁打数が多いのも藤本コーチの指導あってのものでしょう。

若手を引っ張る力はあるだけに、将来監督としても期待できる存在なのでは?

斉藤和巳

平成ホークスの最強のエース、斉藤和巳。

現役時代は怪我に苦しみ実働期間は短かったものの数多くのタイトルを獲得した大エースです。

長身から最速153キロのストレートと、決め球の高速フォークを武器に気迫を前面に出した強気の投球が光る投手で、2003年には20勝を挙げ最多勝、最優秀防御率、沢村賞などを獲得。

2006年には最多勝、最優秀防御率、最多奪三振、最高勝率の投手四冠に加え、完封数もリーグトップで史上7人目の投手五冠を達成。

文句なしの沢村賞受賞で、パ・リーグ史上初の複数回受賞者となりました。

通算79勝23敗で勝率は.755を誇り、「負けないエース」とも称されていましたね。

そんな斉藤投手ですが長いリハビリ生活の中で若手にアドバイスをするなど、エースらしいふるまいでチームメイトからの信頼も厚かったです。

2011年から3シーズンはリハビリ担当コーチを務めるなど、現役復帰を最後まで後押ししてもらうなど、球団からも大切にされていましたもんね。

現在は解説者として元投手らしい、心理などを捉えた解説をしていますが最終的には指導者としてホークスに復帰して欲しいです。

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松中信彦

平成最初で最後になろうとしている三冠王の松中信彦。

言わずと知れた名選手で、2006年の第1回WBCでは不動の4番として世界一に貢献。

また、2004年には首位打者、本塁打王、打点王の三冠王に輝くと2003年から2005年はNPB史上初の3年連続の120打点に到達しました。

引退後は解説者をしていてこれまで指導者としての実績はありませんが、スラッガーとして将来の三冠王の育成をして欲しいですね。

まとめ

ここまでホークスの次期監督候補についてまとめてきました。

秋山幸二、工藤公康と常勝ソフトバンクはOB監督が築いてきたとも言えますから、やはりホークスOBに監督になってほしいですよね。

しかし、指導実績の豊富なOBも少ないですからまずはコーチなどでチームに復帰して徐々に監督に近づいていくのでは?

個人的には井口監督がホークスに!

というのもありかと思いますが…

とりあえず、今は工藤監督にしっかり指揮をとって常勝軍団をさらに反映させてほしいです。