杉内俊哉・戦力外

今回は2015年7月23日以降、一軍から戦線離脱をしている杉内俊哉投手

年俸最高5億円から2017年オフに公開された年俸2,500万円まで減俸された現状。まだ一軍復帰という言葉を耳にすることができません。

そうなると2018シーズンで戦力外や引退という言葉が頭をよぎったり、噂されたりしますよね。

2011シーズンにソフトバンクで日本一に輝いた栄光を、今後取り戻すことはできるのでしょうか。

そんな2018年の杉内俊哉投手の戦力外や引退のことについて迫っていきたいと思います。

また最新情報についてもチェックしていきますのでどうぞご覧ください!

2018シーズンをもって引退

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杉内俊哉の2018年戦力外の可能性は?

2015シーズンに股関節痛から戦線を離脱し、右股関節の手術を受けた杉内投手。2016シーズン、2017シーズンはファームで登板し3勝3敗の成績で、投球イニング35.1に対して奪三振45個と復活の兆しを見せましたが、今度は左肩に負担がかかり再び戦線を離脱してしまいました。

そんな長い間一軍のマウンドに上がっていない杉内投手。周囲の期待とは裏腹の現状から、戦力外の可能性について考えてみました。

セットポジションからスッと右足を上げ、ボールでグラブの中をポンと叩くような動作から、リリースの瞬間だけ力を入れて投げるフォームがとても印象的で、その左腕から繰り出される伸びのあるストレート、キレのあるスライダー、タイミングを外すチェンジアップは本当に見事の一言です。

ソフトバンクがダイエーから名称変更をした2005シーズンに18勝を挙げ最多勝のタイトルとともに、最優秀防御率、最優秀選手、沢村賞、ベストナインを獲得し、その名をプロ野球界に広めた杉内投手。その後も順調に勝利数を伸ばし、2015シーズン終了時までに積み重ねた勝利の数は142にもなります。

現在の巨人の先発陣に目を向けると、菅野投手、田口投手、野上投手、山口俊投手、吉川光投手がローテーションの柱ですが、正直、菅野投手のように自ら投球を組み立てることができるサウスポーがもう1枚必要な状況です。

田口投手は2017シーズンに13勝4敗と好成績を残し先発陣の柱として活躍しましたが、与四球49はチームワーストトップで投球数の多さをもう少し何とかしてほしいところですし、吉川光投手も長いイニングを任せるだけの安定感がありません。

このような状況を考えると、2018シーズンギリギリにでも杉内投手の復帰が間に合えば、2019シーズン以降も活躍できる場があるのではないでしょうか。

もちろん復帰が叶わない場合は、若返りを図ろうとしている巨人のチーム事情からすると、杉内投手と同じいわゆる松坂世代の實松選手は古巣の日本ハムに移籍しましたし、村田選手は自由契約で独立リーグの栃木ゴールデンブレーブスに移籍しましたので、戦力外通告の可能性は極めて高いと思われます。

誰もが認める能力を持っている杉内投手ですので、何とかケガを克服して、もう一花咲かせてほしいですね!

戦力外なら現役続投?それとも引退?

続いて、もし杉内投手が戦力外通告を受けた場合、現役続投の道を選ぶのでしょうか?

それとも引退の道を選ぶのでしょうか?

2018年で38歳になる杉内投手。年齢としてはまだ数年現役を続けられる年齢です。

ここでも松坂世代のピッチャーを基準に考えてみましょう。

松坂世代の中心である松坂投手は2018シーズンから中日に移籍し、日本では久々の勝利を挙げました。そんな松坂投手がソフトバンクを退団した時に杉内投手は、「頑張って欲しいですね。55年組(松坂世代)が減っているので。

まず僕が頑張らないといけないですけどね。まだ(松坂に)一度も勝ってないので」ともう一度対戦したいイメージでコメントしています。

同郷で杉内投手と同じく右股関節の手術を受けた久保投裕也手は現在は楽天に在籍、またソフトバンクでチームメイトだった和田投手はMLBからソフトバンクに復帰しました。

右腕の故障に苦しんでいたヤクルトの館山投手や、阪神の藤川投手、広島の永川投手、元DeNAで現在は米独立リーグのレイルキャッツと契約した久保康友投手らも、現役で活躍していますので、まだ引退と決めつけるには早い年齢です。

本人も以下のコメントの通り、現役続投を強く希望しています。

「肩に負担がきちゃって時間がかかっていますけど、足はいいのでね。この足の状態で投げたら面白いんじゃないか、というのはある。けがで終わるのは一番したくない」

「引退するならボロボロに打たれてパフォーマンスが出せないとなれば納得できるけど、今、この状態では納得できない」

とはいえ引退という言葉について、全く触れていないわけではありません。
「原沢球団代表(当時)が背番号18を僕にする時、桑田さんや堀内さんに聞いたらしいですからね。それくらい重たいもの。背番号を替えるときは引退する時だと思っているし、それは鹿取GMにも伝えました」とコメントしています。

しかし、負けん気の強い杉内投手のことですから、同世代のピッチャーがまだまだ現役で頑張っているとなれば、自分も負けられない気持ちになりますよね!

杉内俊哉の2018年現在の最新情報

将来のことも気になりますが、2018年現在の杉内投手の最新情報についても触れていきましょう。

シーズンに入った2018年4月。未だ左肩の違和感に悩まされている杉内投手。二、三軍選手が練習をするジャイアンツ球場で調整を続けています。

2月の時点で、遠投の距離が40m程度だったものが、およそ2ヶ月で70m程度に伸びたものの、

「まだブルペンで投げるまでの段階に入っていない。傾斜で投げると、肩に平地とは違う負担が掛かる」

と、ブルペンでの投球がまだできていません。

しかし、松坂投手の中日入りで「松坂と投げ合う」ことが2018シーズンの目標になった杉内投手。気持ちも高ぶってきているようです。

まだ松坂投手との対戦で勝ったことがなく、夏の甲子園で鹿児島実業高校のエースとして、横浜高校の怪物松坂と対戦した時は0-6で敗戦。その後対戦場所をプロに移し、自身はダイエー(現:ソフトバンク)に、松坂投手は西武に入団をしてからの対戦結果は3戦3敗。このままの結果では杉内投手としても引き下がることができないでしょう。

2015シーズンの途中から一軍で投げることができていない、もどかしい気持ちに身体がついて行ってくれていない現状。
今後もその動向が気になるところですが、杉内投手の情報が入り次第追記していきます。

まとめ

ここまで杉内投手の戦力外の可能性や最新情報についてまとめてみました。

ノーヒットノーランを鹿児島実業高校時代の夏の甲子園と2012シーズンの巨人時代(あと1アウトで完全試合となる準完全試合)に達成(高校の全国大会とプロ野球の両方で達成)した唯一の投手。

一軍で投げることができていない状況でも契約をした球団側の期待と、最高年俸から95%ダウンしても巨人で復活を目指す杉内投手との思惑は一致しているはずです。

巨人の背番号18が一軍のマウンドに登るその勇姿を、再び見せてほしいですね!

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