巨人補強2019

巨人補強2019!

今回は巨人の2019年に向けて補強された新戦力をピックアップします。

2018シーズンは巨人が得意としている大型補強はありませんでしたが、MLBから移籍をした上原投手はセットアッパーとして、ドラフトで入団した大城選手、田中俊太選手もスタメンで活躍をし、Aクラス入りに貢献してくれました。

しかし、ヤングマン投手はシーズン途中にケガで戦線を離脱、FAで獲得した野上投手は期待する成績を残すことができず、中日から移籍したゲレーロ選手も2017シーズンからは程遠い成績となり、満足する結果を残すことができませんでした。

2019シーズンは原新監督のもとコーチ陣も一新し、リーグ優勝、そして日本一奪回に向け、既存のメンバーと新たな戦力がひとつとなった戦いを期待しています!

そんなわけで、巨人の新外国人、FA、ドラフト新人選手をまとめてみました。

※新外国人、FAについては決まり次第追記していきます。

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巨人補強2019【新外国人】

新外国人は随時追記していきます。

クリスチャン・ビヤヌエバ

新外国人大砲としてパドレスのビヤヌエバ選手を獲得

2018年はメジャーで110試合出場/打率.236/20本/46打点という成績を残していますので、年俸も約2億2000万円ということから本物レベルですね。

東京ドームの看板直撃が想像に浮かぶほどのパワー

守備は内野外野に適用できるみたいですが、三塁がメイン。

岡本選手がいるので一塁で起用されるでしょう。

2019年の巨人のクリーンアップは分厚いですね。

ライアン・クック

メジャーで中継ぎとして実績のあるクック投手を獲得。

メジャー通算236試合に登板して15勝13敗/防御率3.58/17S

最速160近く、平均球速も150キロ以上あるとのことですが、こうの動画を見る限りそんな印象はありません。

コントロールに不安がありますが、外角のスライダーで右バッターから空振りはとれそうな感じがします。

2016年に受けた右肘手術の影響がないことを祈りたいところ。

勝利の方程式の一角として、シーズン通してどれだけの安定感があるのかが見ものですね。

イスラエル・モタ(育成契約)

ドミニカ共和国出身のモタ選手と育成契約

評価的にはパワー型でミート力に難あり。

育成から支配下にあがったマルティネス選手の事例から獲得されたと思います。

早い段階で支配下登録を目指したいところ。

レイミン・ラモス(育成契約)

同じくドミニカ共和国から若手育成外国人として獲得したラモス投手。

こちらは育成から飛躍したメルセデス投手の事例からの獲得。

リリーフ専門で最速150キロ前後は記録しています。

どういったタイプかわかりませんが、メルセデス投手2世といきたいところですね。

巨人補強2019【FA】

現在のFA補強はこちら

丸佳浩

獲得に動き出していた丸選手の巨人入りが決定。

年俸が5年総額30億以上とも報じられているので、金銭面では断る理由がありませんね。

背番号が「8」でセンターは決定でしょうし、打順も広島時代の3番になるでしょう。

丸・岡本・ビヤヌエバのクリーンアップが出来上がりましたね。

これで、巨人が2019年の優勝したら丸選手にとっては4年連続で優勝を経験することになります。

ほんと、このオフは巨人にとってこれ以上ない補強が繰り返されてますね。

炭谷銀仁朗

FA権を行使していた炭谷銀仁朗選手が入団

小林選手、捕手として再挑戦する阿部選手がいるのでチャンスは少ないと思いますが、実績は申し分ないので頼りになる時期が必ず出てくるでしょう。

年齢的にもまだまだ若いので最終的には小林選手との正捕手争いになっていきそうですね。

年俸は1億5000万の3年契約に背番号が27。

捕手の底上げになることは間違いなさそう。

中島宏之(オリックス・自由契約から入団)

オリックスを自由契約になっていた中島宏之選手が入団

原監督とはWBCでも一緒にしていたことが縁だったかもしれませんね。

ポジションは3塁はないでしょうし、現在の脚力的に2塁で競争するのも考えにくいです。
阿部選手が捕手に再挑戦ということから、1塁での競争になるのかなと。

ベンチにいるだけでも戦力なので、中島の補強は大きなプラス材料となりそうですね。

山下亜文(ソフトバンク⇒戦力外⇒育成契約)

ソフトバンクから戦力外を受けていた山下亜文投手と育成契約。

まだ支配下登録されたことはありませんが、トライアウトのアピールが評価され巨人にテスト入団。

170センチと小柄ながら150キロを超えるストレートが持ち味

年齢はまだ22歳ということで、引退した山口鉄也投手のような育成契約からの名投手を目指してほしいですね。

岩隈久志(マリナーズ退団から移籍)

巨人は元マリナーズの岩隈久志投手も獲得。

日米通算170勝と実力はいうまでもありません。

確実ローテに入ってくるでしょうから、これで巨人はプラス10勝以上の計算が立つことになりましたね。

原監督とWBCで優勝した過去もきっかけになってるかもしれません。

さらに大補強ということで、巨人の若手のチャンスが減少していきそう。

巨人補強2019【ドラフト新人選手】

巨人の2018年ドラフトで確認した新人選手はこちらの10名です。

今年のドラフトでは大学生1名、高校生9名という珍しい結果になりました。

いわゆる新聞の一面を飾るような注目されていた選手の獲得というのはありませんでしたが、巨人が現状で強化したい投手や内野手、打者を獲得できたのではないかと感じています。

それでは早速、それぞれの選手をチェックしていきましょう。

ドラフト1位:高橋優貴

巨人補強2019・高橋優貴

生まれ:1997年2月1日
出身:茨城県ひたちなか市
身長:178センチ
体重:82kg
投打:左投左打
ポジション:投手
最終経歴:八戸学院大学

スリークウォーター気味に腕が出てくる本格派サウスポー。
最速152kmのストレートが武器で、スライダー、フォークボール、チェンジアップを組み合わせて狙って三振が取れるのが魅力です。
しかし、まだ荒削りな面もあり、連打や四死球から失点を許してしまう点は今後の課題と言えるでしょう。

先発ができる左の本格派は全盛期の内海投手や杉内投手など以来、現状不足している巨人では貴重な存在だと思っています。
八戸学院大学ではリリーフも経験しており、即戦力として1年目から期待せずにはいられませんね。

ドラフト2位:増田陸

巨人補強2019・増田陸

生まれ:2000年6月17日
出身:大阪府大阪市
身長:178センチ
体重:80kg
投打:右投右打
ポジション:内野手
最終経歴:明秀日立高校

攻守に積極的なプレーを見せる、走攻守揃った注目のショート。

今年のドラフトでは高校生ショートが注目を浴びましたが、増田選手も高校通算本塁打34本のパワーと遠投100mの強肩を併せ持ち、決して負けてはいません。

巨人不動のショートの坂本選手は2019シーズンで13年目を迎えます。

これまで大きなケガもなく、年々バッティングと守備が安定してきており、2018シーズンには自身初めての月間MVPも獲得しました。

しかし、2018シーズン途中に脇腹を痛め戦線を離脱した時に、カバーできる選手がいなかったのも事実です。

身体能力が高くプレースタイルも似ている増田選手には、ポスト坂本選手として、これからの巨人の将来を背負ってもらうような活躍をしてもらいたいですね。

ドラフト3位:直江大輔

巨人補強2019・直江大輔

生まれ:2000年6月20日
出身:長野県長野市
身長:184センチ
体重:77kg
投打:右投右打
ポジション:投手
最終経歴:松商学園高校

ノーワインドアップから安定した投球フォームで投げ下ろす本格派右腕。

最速145kmのストレートとスライダー、チェンジアップを操り、2年生秋の長野県大会準々決勝の松本深志高校戦で16三振、3年生春の長野県大会1回戦の小諸商業高校戦では14三振を奪うなど、三振が奪える投球には目を見張るものがあります。

巨人の若手の本格派右腕は、先発ならエース菅野投手と畠投手、中継ぎなら宮國投手が中心で、もう1枚も2枚も必要な状況です。

若手でも一軍で活躍できるチャンスが十分にある現状、直江投手にもそのチャンスは十分にあるものと思っています。

ドラフト4位:横川凱

巨人補強2019・横川凱

生まれ:2000年8月30日
出身:滋賀県米原市
身長:190センチ
体重:90kg
投打:左投左打
ポジション:投手
最終経歴:大阪桐蔭高校

今年のドラフト注目の大阪桐蔭高校で、エース柿木投手の2番手を担う本格派サウスポー。

長身を活かしたオーバースローで上から投げ下ろす角度のあるストレートはMAX144km。キレのあるスライダーとカーブを組み合わせて打者を打ち取ります。

ダイナミックなフォームでありながらピッチングフォームは安定していて、将来性を感じられます。

先発もリリーフもできるタイプで、現状の巨人としては貴重な存在です。

特に左の中継ぎ陣は池田投手、中川投手の結果が思わしくなかったため、早い時期の一軍デビューも十分にあるのではないのでしょうか。

ドラフト5位:松井義弥

巨人補強2019・松井義弥

生まれ:2000年6月18日
出身:福岡県田川市
身長:191センチ
体重:90kg
投打:右投左打
ポジション:内野手
最終経歴:折尾愛真高校

恵まれた体格で走攻守に高いポテンシャルを持つ「九州のゴジラ」こと松井選手。

力み間の無いスタンスから放たれる打球は球足が速く、高校通算本塁打40本と愛称の通りパワーも持っています。

また50m6.1秒の俊足と遠投100mと強肩の持ち主でもあり、さらには内外野もこなせるという多彩な才能はとても魅力的です。

左の長距離ヒッターは阿部選手、亀井選手のベテラン勢と強いて言えば大城選手と少ない現状であることと、内外野を広く守れる点では寺内選手、脇谷選手の引退、中井選手の退団の穴も埋められそうです。

まだまだ荒削りな松井選手ではありますが、長い目で見ながら松井秀喜氏のように巨人の主軸を担えるような活躍を期待したいですね!

ドラフト6位:戸郷翔征

巨人補強2019・戸郷翔征

生まれ:2000年4月4日
出身:宮崎県三股町
身長:186センチ
体重:72kg
投打:右投右打
ポジション:投手
最終経歴:聖心ウルスラ学園高校

最速149kmのストレートを持つスリークウォーター右腕。

切れ味の鋭いスライダー、カットボール、チェンジアップで三振が取れるタイプです。

2018年の夏に行われたU-18日本代表との壮行試合では、宮崎センバツの一員として5.1回を投げ9奪三振2失点と好投しました。

反面、コントロールに少々課題を残し、良く言えば相手に的を絞らせないと言ってもいいのでしょうが、被安打も多いところから判断をしますと打線が活発なチームを相手にした時には、球を見極められ甘いコースを痛打されるイメージも拭えません。

ただ、ピンチの場面でも動じず飄々と投げこんでいく気持ちの強さがあり、プロという大きな舞台では期待を持てるのではないのでしょうか。

育成ドラフト1位:山下航汰

巨人補強2019・山下航汰

生まれ:2000年11月15日
出身:大阪府柏原市
身長:176センチ
体重:80kg
投打:右投左打
ポジション:外野手
最終経歴:健大高崎高校

決して大きい体格ではないが、そのパンチ力は超高校級の山下選手。

右足を引くオープンスタンスから右足を上げてタイミングをとる独特のスタンスで高校通算75本塁打を打ちました。

2年生春のセンバツでは2本の満塁本塁打、同年夏の群馬県予選では5試合連続の本塁打を放ち大会新記録をマーク。圧巻のパワーと勝負強さを見せつけました。

高校時にはレフトとファーストを守っており、ポスト阿部選手と考えてもかなり面白いと思います。

今回は育成ドラフト1位で獲得しましたが、その能力は例年であれば育成ではないドラフト級と言って過言ではありませんね。

育成ドラフト2位:平井快青

巨人補強2019・平井快青

生まれ:2000年9月12日
出身:京都府京丹後市
身長:184センチ
体重:73kg
投打:右投右打
ポジション:投手
最終経歴:岐阜第一高校

3年生夏に岐阜第一高校を21年ぶりに県ベスト4に導いた立役者。

セットポジションから足を上げて安定したフォームから投げ込むストレートは最速145km。落差のあるフォークボールとスライダーでバッターを打ち取り、大きく崩れない点が魅力です。

体格からもまだまだ伸びしろがあるのは明らかで、ストレートの伸びとフォークボールをしっかりと使いこなすことができれば、かなり楽しみな存在になりそうです。

育成ドラフト3位:沼田翔平

巨人補強2019・沼田翔平

生まれ:2000年6月24日
出身:北海道旭川市
身長:175センチ
体重:64kg
投打:右投右打
ポジション:投手
最終経歴:旭川大高校

3年生夏に甲子園に出場し、男前の顔立ちからも注目を集めた沼田投手。

ワインドアップから投げるストレートは最速146kmで、スライダー、カーブ、チェンジアップを織り交ぜ、緩急をつけたピッチングはなかなかの技巧派です。

個人的には投球モーションで腕を下げ、同時に重心を下げてオーバースローに移行する投球フォームは肩や肘への負担という点で気にはなりますが、今までは持ち前の上半身の筋力でカバーしていたのではないのでしょうか。

この点を修正すれば球速もさらに上がってきそうです。

巨人の柏田スカウトは、

「いいボールを投げるし男前で立ち姿がいい。スター性抜群で、いずれ巨人を背負える素質を秘めている。糸を引くような直球。一目ぼれしたみたいな感じだった。プロの食事、トレーニングと休息の中で鍛えれば、さらにいい体になる」「バランスの良いフォームで最速146kmを計測するストレートが魅力。体ができれば150kmも狙え、将来のローテーション候補として期待」

と言っているように、まずは早く支配下登録されるように頑張ってもらいたいと思っています。

育成ドラフト4位:黒田響生

巨人補強2019・黒田響生

生まれ:2000年7月21日
出身:福井県福井市
身長:184センチ
体重:75kg
投打:右投右打
ポジション:内野手
最終経歴:敦賀気比高校

スクエアスタンスでいたってシンプルなバッティングフォームからシャープなバッティングをする黒田選手。

強豪敦賀気比高校で1年生春からレギュラーをつかんだ実力があり、広角に打てるバッティングセンスと遠投120mの強肩を持つ内野手は、成長によっては一軍のメンバーにもいい刺激を与えそうです。

ドラフト2位で入団した増田選手と同期として競うようになれば、巨人の将来が本当に楽しみになりそうですね。

プロ野球補強2019【他球団】

【セ・リーグ】
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横浜DeNA補強2019 
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【パ・リーグ】
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まとめ

以上、巨人の新外国人、FA、ドラフト新人選手についてまとめてみました。

2018シーズンはドラフト3位で入団した大城選手、ドラフト5位で入団した田中俊太選手もスタメンとしてその実力を発揮したシーズンになり、また4年目の岡本選手が4番に座り「3割、30本、100打点」という結果を残し、2年目の吉川尚輝選手がセカンドのレギュラーをつかむなど、これからの巨人にとってはかなり明るい内容でシーズンを終えることができたように思いました。

2019シーズンは若手の育成、発掘が得意な原新監督のもと、

「チーム一丸となって突き進む。日本一を目指して戦っていく。応援をよろしくお願いします」

と原監督がコメントをしたように、再び強い巨人を取り戻すべくベテランと若手が切磋琢磨して、雰囲気のいい今のチームをさらに良いものにして、広島を脅かし、セ・リーグを一層盛り上げてほしいですね!