2017年6月13日付けで読売ジャイアンツのゼネラルマネージャー(GM)だった堤辰佳氏が退任し、
鹿取義隆GM特別補佐
がGMに就任することになりました。
鹿取氏といえば、現役時代は、通算755登板数と歴代9位の記録をもつ大投手として活躍。
現役引退後は、巨人のヘッドコーチや第1回WBCの日本代表コーチなどを経て、今年2017年4月からGM特別補佐として、主にスカウト活動などを精力的に行っていました。
そこへ、このたびのGM就任です。電撃的栄転ですよ。
ほんと急だったもんで、なにかと気になってしまいますよね。
そんなわけで今回は、現役時代さながらの好リリーフっぷりに、俄に注目が集まっている鹿取氏の嫁や息子、年俸、現役時代の成績などについて迫っていこうと思います!
鹿取義隆が巨人のGM就任!年俸は?
巨人のGMというと、清武英利氏にしても原沢敦氏にしても堤氏にしても、今までは読売新聞社から出向というかたちで就いていました。
つまり今回、はじめて元プロ野球選手の鹿取氏が巨人のGMに就任したことになります。
そこには、苦しい現状をどうにかして打開しようという狙いがあるのかもしれません。
球団ワースト連敗記録を更新というのも痛かったのかもですね。
あれだけの補強をしたわけですからファンも黙ってるわけがありません。
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というわけで、気になる年俸のほうはどうなんでしょうか。
いろいろ調べてみましたが、現時点では、鹿取氏の年俸にかんする情報を探り当てることはできませんでした。
しかし鹿取氏といえば、西武ライオンズ時代、球団から年俸1億円の提示を受けた際に、「1億円は主役の金額」と言って固辞したというエピソードは、あまりにも有名です。
プロ野球チームにおけるGMの年俸の相場がどれほどなのか、正直ピンと来ませんが、鹿取氏であれば比較的高くない金額で引き受けた可能性も考えられますね。
嫁は誰?息子は?
鹿取氏のお金に対する執着が強くないことと、家族思いという点は直結するものでしょうか。
そもそも、家族構成はどうなっているのでしょうか、ということで、まず鹿取氏の「嫁」について調べてみました。
が、情報は一切ありませんでした。皆無でしたね。
息子さんがいらっしゃるので結婚はされているとは思うのですが、それ以上の詳しいことは確認できずじまいです。
息子さんの名前は真央さんと言います。
鹿取氏の影響を受けてか、野球をやっていたようですね。
プロに進むことはなかったものの、かつて鹿取氏自身がコーチを務めていた、欽ちゃん球団「茨城ゴールデンゴールズ」にも所属していたとのこと。
今は野球をやめて、株式会社日テレアックスオンで働いているみたいです。
ちなみに真央さんは、2015年に日本映像事業協会が主催する、「ヤング映像クリエーターを励ます賞・優秀賞」を受賞しています。
受賞の際のインタビューで、次は「家族にかんするドキュメンタリー」を撮りたいとおっしゃっていました。
その発言を聞くかぎり、家族間の関係は良好ということなんでしょうかね。
それだけじゃなんとも言えませんけど。まったくの逆かもしれませんし。
でも鹿取氏って、いかにもいいお父さんって感じがしませんか?
見た目的に。
だから家族仲は良好なんじゃないでしょうか。きっとそうですよ。
現役時代の成績について
現役時代の鹿取氏は、主にリリーフ投手として中継ぎ、抑えの役割を担いました。
投球フォームは、サイドスローで140kmを超えるストレートに、スライダー、シンカー、チャンジアップなどが持ち球でした。
サイドスローの投手としては、スタンダードなタイプといえるでしょう。
一般的に横手から投じられるボールはシュート回転がきつめで、打者の手元で斜め下へと沈んでいくような軌道を描くんですね。
そのため打者は、バットの下っ面に当ててしまうことが多くなって、ゴロアウトが増えていきます。
つまり鹿取氏の投球スタイルは、三振をバッタバッタと奪い取る投球ではなく、打たせて取るタイプということになるでしょうか。
もう少し掘り下げるために、鹿取氏の現役時代の成績をまとめてみました。
ざっと、こんな感じとなります。
被本塁打数が気になる年もありますが、全体としては、やはりコントロールがよく、奪三振はそれほど多くないことが確認できますね。
主にリリーフ投手としてこれだけの成績を残していれば、先発でも良いのかなという印象があります。
個人の資質や適性にもよりますが、基本的に能力の高い投手は、先発として起用されるので理由は至極単純で、リリーフよりも先発で投げたほうが年間あたりの投球回数が増えますからね。
ただ鹿取氏は、肩のスタミナ不足で長いイニングを投げるのは向かない反面、肩の回復度が尋常ではなく早いという特徴がありました。
そのため、ときには回またぎ上等のロングリリーフ、ときには抑え、そしてごく希に先発というように起用。
特に巨人時代は、便利屋のごとく酷使されていたことが、上の成績をみてもわかるかと思います。
その無理がたたって、1988年、1989年と不調が続き、1990年に西武へトレードで移籍。
そして、西武移籍1年目に、見事復活を果たし、最優秀救援投手のタイトルを獲得
これは当時、西武の監督だった森祇晶氏が、鹿取氏の境遇に同情し、比較的楽な場面で登板させたことがタイトルを獲得できた遠因のひとつだったかもしれません。
しかし改めて、こうやって現役時代の成績をみると、鹿取氏が大投手として、今なお多くのプロ野球ファンの記憶に残っていることが窺えますよね。
まとめ
以上、巨人のGMに就任した鹿取氏について、いろいろと迫ってみました。
鹿取氏には、今後、球団ワーストの13連敗という窮状を救う辣腕ぶりが期待されることでしょう。
GMの就任会見では、若手を育成について言及していたので、大物選手をFAで獲得したり、30代半ばの助っ人外国人選手が入団するケースは減っていくかもしれませんね。
巨人が勝たないと野球が盛り上がらないといった発言が説得力をもっていたのも、今は昔の話です。
しかし、だからといって特定の球団が弱すぎるのも問題があるでしょう。
というか、このままでは巨人を含むセ・リーグ自体が弱すぎて、交流戦がなくなってしまいそうですし。
そうならないためにも鹿取氏には、膨大なデータを分析できる数字のプロを分析官として雇ったり、ちゃんと最新の野球の知見をもつ監督やコーチを招聘して、チームを活性化していってもらいたいものですね!