巨人2018・強い
2018シーズンの巨人は強い?

ということで、今回は2018シーズンの巨人の戦力分析をしてみたいと思います。

広島がセ・リーグのペナントレースで連覇を達成した2017シーズン。そんな中、高橋由伸巨人は2006年以来のBクラスに転落してしまいました。

その結果を踏まえた2018シーズンのチームスローガンは「奮輝 ~GIANTS PRIDE 2018~」。6年ぶりの日本一奪回に向け、チーム一丸となって奮起するという、高橋由伸監督の想いが込められています。

その思いが試されるオープン戦では、5年ぶりに優勝を飾ることができました!

若返りを図ろうとしている巨人は強いのか? また6年ぶりの優勝を狙える可能性はあるのか? チームのキーとなる若手選手が活躍する見込みはあるのか?

巨人のチーム状況や戦力を分析をしてみましたので、ご覧ください!

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巨人2018の巨人は強い?2017と比較

まずは2017シーズンを振り返り、2018シーズンのポイントを見ていきましょう。

投手についてチームとして目立った点は、防御率3.31でセ・リーグ2位、12球団でも3位となかなかの成績を収めることができました。

また失点、自責点ともにセ・リーグ1位、12球団でもソフトバンクに次ぐ2位でした。特に与四球は12球団で唯一400個以下の363個で、四球で自滅するのも少なかった印象があります。

反対にホールドとHPは、12球団で飛びぬけて低い最下位でした。先発陣が活躍すれば必然と低い数字にはなりますが、中継ぎ陣が踏ん張れていなかった印象の方が強かったですね。

先発陣は主に菅野選手、マイコラス選手、田口選手、大竹選手、内海選手を軸として、後半から畠選手が加わり56勝32敗と先発陣の役割を十分に果たしました。

またセットアッパーがマシソン選手、ストッパーがカミネロ選手と安定していましたが、2017シーズンのチームの勝敗が72勝68敗でしたので、先発とセットアッパーをつなぐ投手に課題が残りました。

2018シーズンの投手陣は、マイコラス選手がMLBへ移籍した穴をどう埋めていくかがポイントになりそうです。

2017シーズンは期待に応えることができなかった山口俊選手と、FAで移籍してきた野上選手の活躍にかかってきそうです。

またリリーフ陣では、10年ぶりに日本球界に復帰した上原選手が加入することで、2017シーズンの課題をカバーできそうです。

次に野手についてですが、チームとして目立った点はあまりなく、強いて言えば、三振が12球団で一番少ない1006個という点。反対に併殺打は129で12球団トップ! チャンスを多くつぶしてしまったことが良く分かります。

陽選手が出遅れ、相変わらずセカンドが固定されていない状況で2017シーズンがスタート。

坂本選手、阿部選手、村田選手、マギー選手、長野選手、小林選手がほぼスタメンで固定され、あとは相手投手や調子によって若手を使っていた感じでした。

シーズン中はマギー選手と坂本選手が安定した活躍を見せましたが、他の選手は良くもなく悪くもなくという結果で、小林選手に至っては規定打席到達選手では2年連続で最下位でした。

2018シーズンの野手陣は、吉川尚選手が近年固定されていなかったセカンドのポジションに落ち着きそうです。また若手選手の活躍も目覚ましく、岡本選手、田中俊選手、大城選手などがオープン戦で結果を残し、2017シーズンで活躍したメンバーにいい刺激を与えるのではないでしょうか。

2017シーズンの課題をひとつずつクリアしていきそうな2018シーズンの巨人。若手の活躍が結果に結びつくのには時間がかかるかもしれませんが、近年にない巨人が見られるかもしれませんね。

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巨人2018の戦力分析・投手

2018シーズン、投手の注目ポイントはやはり先発陣。

MLBへ移籍したマイコラス選手の穴を菅野選手、田口選手、FAで移籍してきた野上選手、大竹選手、山口俊選手を軸に、新加入のヤングマン選手、復帰が待たれる畠選手らが全員でカバーしていくことが重要になってくると思っています。

そしてもう一つのポイントはリリーフ陣でしょうか。

特に日本球界に復帰した上原選手の存在が非常に大きく、その存在だけでもチームへの影響力が大きいと思います。

また澤村選手の復活と2017シーズンに活躍したマシソン選手、カミネロ選手と強力なリリーフ陣が4枚になり、リリーフ陣の休養も確保できそうですし、先発陣の気持ちのゆとりも違ってくると思います。

総じて2017シーズンと比べ底上げされそうな投手陣ですが、サウスポー、若手選手、先発とセットアッパーにつなげるリリーフ陣の不足と課題はまだまだ残っています。

しかし、課題は投手だけではなく、捕手のリード面での課題も忘れてはいけません。特にサウスポーのリリーフ陣へのリードは、変化球が目立ち、ストレートとのコンビネーションが崩れている印象が個人的には強いです。森福選手、山口鉄選手、戸根選手など能力の高い選手の力を引き出すことができれば、接戦での勝ち星も増えていき、強い巨人が戻ってくるのではないでしょうか。

巨人2018の戦力分析・野手

2017シーズン、ホームランが出やすいと言われる東京ドームを本拠地にしながら、ホームランを20本以上打った選手がいなかった巨人。

2017年のセ・リーグホームラン王、ゲレーロ選手が加わり長打力が強化されそうな2018シーズン。

また新たな背番号を背に飛躍を誓う岡本選手がオープン戦でホームランを4本放ち、2017シーズンまでとは違う面を見せてくれました。

またオープン戦で全試合にスタメン出場した吉川尚選手がセカンドとして固定されれば、守備のみならず1番または2番で機動力を生かした攻撃ができるようになると思います。

そしてルーキーながら大城選手の打力にも注目です。

オープン戦でホームランを放ち結果を残しましたし、積極的な姿勢にも好感が持てます。打撃成績を残せていない小林選手としては、ルーキーの捕手が打力でアピールしてくるとなると、正捕手の座も危うく感じるはずです。

若手が少しずつ芽を出してきている野手陣。すぐに結果が出るかはわかりませんが、それは少し前の広島も同じでした。試合に出ることで経験を積み、結果を残することで自信をつけていくわけです。ベテランと若手が融合すれば、今の広島のように再び黄金期を築けることは難しくないと思っています。

キーマンとなる選手は誰?

キーマンは若手の2人と見ています。

1人目は岡本選手です。

2017シーズンまではなかなかその実力を発揮できませんでしたが、昨年まで巨人にいた村田選手の背番号25を継承すると、2018オープン戦でその力を開花し4ホームラン! 

シーズンが開幕してからもホームランを放ち、今までとは何か雰囲気が違う感じもしますよね。まだレフト方向へのホームランだけなので「これはクリーンアップだ!」とは言いにくいかもしれませんが、高校通算73本塁打のスラッガーが、巨人躍進に必要なひとりであることに間違いはありません。

そして2人目は吉川尚選手です。何度もしつこく言うようですが、近年固定されていなかったセカンドの座を射止めようとしています。

足を生かした守備範囲の広さがウリで、バッティングも内野安打からホームランまで打てる器用さとパワーを兼ね備えています。これからシーズンでの経験を積んでいけば、「巨人のセカンドと言えばこの選手」の一人に加わることができるのではないでしょうか。

若返りを図る巨人のキーマンは、やはりこれからの巨人を背負って立つ生え抜きの若手選手。ドラ1入団の2人にはその素質があると思っています。

まとめ

ここまで巨人2018シーズンの戦力分析やキーマンについてまとめてみました!

2018シーズンは、2017シーズンよりも投打ともに戦力がアップしていることは間違いありません。しかし、若手選手が活躍をするまでには時間がかかることもあります。とはいえ、結果を求めるがために焦ってしまっては将来につながりません。実際、近年の巨人はそうでした。
まずはAクラスを目指し、その結果がペナントレースの優勝につながれば最高ですよね!

シーズンが開幕してすぐに陽選手の骨折は正直痛いところではありますが、プラスにとらえれば立岡選手や橋本選手のチャンスという考えもできます。

まだ2018シーズンは始まったばかり。目の前の試合に一喜一憂せず、少し先の選手の活躍を想像しながら、試合を観てみるのも楽しいかもしれませんね。